ベテラン | 理学療法士養成校教員 下井ゼミ研究ノート

ベテラン

昨日11月2日は、宇都宮でホームヘルパー2級講座の講師をしてきました。


昨日担当した講座は、栃木県の県央高等産業技術学校 が主催する、「福祉サービス科ホームヘルパー2級課程」というものです。この講座は、今離職してお仕事をされていない方で、これから介護を職業として目指している方を対象にした講座です。


ですので、受講者の年齢層が高めなのが、この講座の特徴です。


昨日の講座の受講者も、20・30・40・50歳代の方が、それぞれ4、5、6、7名、合計22名の方の参加がありました。なかでも、特に40歳代や50歳代の方が多いことが、個人的には非常に嬉しく思います。

講義中にもお話ししましたが、個人的には、介護現場では、ベテラン層は本当に貴重な戦力になると考えています。なぜならば、ベテラン層の方は、対象者である高齢者に年齢が近く、高齢者の心理状態を理解しやすいからです。

下井は大学で「老人理学療法学」という講義を担当しています。そのなかでも、高齢者の心身特性を教えますが、学部3年生、21歳の若者に、どれだけ高齢者が理解できるかは、かなり疑問があります。特に、加齢ともに経済的基盤や社会的つながりなどを失うという、高齢者の「喪失体験」を、20歳代が理解するのは難しいでしょう。
こうした意味から、50歳代の方に介護の業界で働いてもらうことは、業界としても、対象者にとっても、本当に有意義なことだと思っています。


民主党政権は、介護業界のマンパワー不足や失業者対策として、介護職養成に財政的な援助をする方針を発表しています。今後も、ベテラン層がどんどん介護の現場で活躍されることを期待していますし、微力ながらそのお役にたてればと思います。



話は変わりますが、会場のTBC学院の近くの「タフドア」というカフェでお昼を食べました。


新・下井ゼミ研究ノート


おととい、近くのコンビニで見つけた『休日のカフェめぐり』(休日のカフェ製作委員会編、幹書房、2009)という本で紹介されていたので、早速行ってみました。


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落ち着いてコーヒーが飲めるお店でしたが、今回はお昼休みに行ったので、あまり時間がなく、ゆっくりできなかったのが残念でした。

食後のコーヒーも、少し残してしまいました。


今度は、時間のあるときに行って、ゆっくり本を読みながらコーヒーをいただきたいと思います。