数日前の休日に鑑賞。
レア・セドゥ主演のフランス映画です。
主人公はシングルマザーで、仕事も子育てもしながらお父さんの介護もしていて、しかも不倫の恋にも堕ちてしまうという、なかなか目一杯な毎日を生きている女性。
共感できる部分がありそうで、興味を惹かれて観てしまいました。
フランスでも、やはり公共の介護施設と民間の介護施設があり、公共の施設の方が費用は安いけど入所待ちに時間がかかり、環境もあまり良くない。民間の施設は環境も良くすぐ入れるけど費用がバカ高い。しかしお父さんは1人暮らしで在宅介護はもう限界、どうしよう・・・というような問題で家族が悩む場面があり、それって日本でも一緒だなぁ、と妙なところに関心を持ってしまいました。
インテリだったお父さんが段々と衰えていって、話が通じなくなっていくのはやはり見ていて辛いものがありました。
そんな中でも好きな人が出来て、どうにか時間をやりくりして会ったりする時の幸せ感や、彼が家族の元に帰っていく時のやり切れない感情などが、結構リアル。
主人公の内面を台詞で説明せず、日常を淡々と描いているところがとても良かった。
あと、さりげない着こなしがとても素敵で、悔しいけれどフランス映画ってやっぱりオシャレ・・・と思ってしまいました。