「すぐ死ぬんだから」内館牧子 | ロックで平凡な毎日

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「すぐ死ぬんだから」読了。



主人公ハナさんは、外見を磨くことに命をかけている78才。

お洒落な服を着て、メイクとネイルをバッチリ決めて、足腰を鍛えて、年寄り扱いされるのが大嫌い。

ちょっとやり過ぎ感もあるけれど、死ぬまで最高の自分でいるぞ、という信念が何だかカッコいい^ ^


夫婦で切り盛りしてきた酒屋も息子夫婦に譲り、老後をエンジョイしていたある日、夫が急に倒れてしまいます。

それをきっかけに夫の秘密を知ることになり、ゴタゴタが勃発。


ハナさんの視点を借りて、高齢者の本音をズバズバ言ってくるのが痛快でした。


「すぐ死ぬんだから」はネガティブな意味じゃなく、もう先のことを心配しないで好きなように生きられる、という意味じゃないかな。


私も最近よく残りの人生のことについて考えます。

出来るだけ長く、出来るだけ楽しく生きられるように心身を鍛えておかなければ!