こんにちは、みなさんお元気ですか?



前回記事「笠間散策①第39回笠間つつじまつり」からの続きです。
つつじまつり会場を後にした わたくし臣(しん)とその一行・・・
せっかく笠間市まで来たので、他にも何箇所か立ち寄ってみることにしました。

笠間と言えば陶芸(笠間焼)ということで、まずはこちら、笠間芸術の森公園内にある茨城県陶芸美術館です↓

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陶芸美術館は、陶芸文化の拠点として平成12年に開館。
ここには、わたくし臣(しん)が住む茨城県筑西市出身の陶芸家・板谷波山先生(陶芸家として初の文化勲章受章者・茨城県名誉県民)の作品が常設展示されています。
展示室内の様子は撮影しなかったので、パンフレットを参考に陶芸美術館所蔵の波山作品をご紹介させていただきます。

葆光彩磁葡萄紋様花瓶(ほこうさいじぶどうもんようかびん) 大正11年 茨城県指定文化財↓

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葆光とは「光を包み隠す」という意味。
淡い幻想的な器面が特徴の葆光彩磁は、波山先生自ら開発した半透明のつや消し釉薬・葆光釉を用いた作品。

氷華磁仙桃文花瓶(ひょうかじせんとうもんかびん) 大正15年頃 茨城県指定文化財↓

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波山作品における氷華磁とは、いわゆる白磁のこと。白い素地に透明釉薬をかけた場合は氷華磁、マット釉(葆光釉)をかけた場合は葆光白磁とされました。
仙桃とは、三千年に一度実を結ぶという中国の伝説の桃です。


左上:彩磁印甸亜文花瓶(さいじいんでぃあもんかびん) 右上:彩磁延壽文花瓶(さいじえんじゅもんかびん)
左下:彩磁八ツ手葉文鉢(さいじやつではもんはち) 右下:彩磁草花文花瓶(さいじそうかもんかびん)↓

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左上:葆光彩磁赤呉須模様鉢(ほこうさいじあかごすもようはち) 右上:氷華延壽文花瓶(ひょうかじえんじゅもんかびん)
左下:葆光彩磁八ツ手葉花瓶(ほこうさいじやつではかびん) 右下:天目茶盌(てんもくちゃわん)↓

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上:紫金磁唐花文花瓶(しきんじからはなもんかびん)
左:青磁鳳耳花瓶(せいじほうじかびん)
右上:蛋殻磁捻耳香爐(たんかくじねんじこうろ) 右下:裂紋青磁香爐(れつもんせいじこうろ)↓

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いかがでしょうか、波山作品の数々。
みなさんもぜひ一度、陶芸美術館で波山先生の作品をご覧になってください。


というわけで、「笠間散策③笠間稲荷神社」へと続きます。


■茨城県陶芸美術館
茨城県笠間市笠間2345 TEL0296-70-0011