昨日は撮影の後、遊芋部だったよ。



遊芋部を結成して


もうすぐ四年目。



遊芋部の中心層の私・ヤスピ・たくちゃんが


23歳になる年が来たことで


この春から


遊芋部は


セカンドシーズンに入ったなあ、と思う。




私はこの春


17歳と18歳


19歳と20歳に次ぐ


たった一つの差で、世界が全く違うものとなる年齢は


22歳と23歳なのだと知った。


この先も、そういう年齢が沢山あるんだろうな、と思ったら


ああ、いつも、今を全力で楽しまなくては。


この数字が持っているものを、ちゃんとエンジョイしておかなくては。


間もなく失われる日々だと意識して、噛みしめておかなくては。


プライスレスな今なのだ


ということを常に念頭に置き、それを踏まえて、スケジュールは選ばなきゃ。


つまり、優先的に、遊ばなきゃ。


22歳を謳歌しなくては。



とても思う。





2008年の年末に


ヤスピーとキンキンと出会って


そのあと幾つかの偶然が重なって


2009年の今頃から、藤田さん含めた四人で遊ぶようになって



ある日


ディズニーへ行こう、ということになったのだけど


藤田さんが前日になってダメになり


ディズニー行くなら偶数がいいよね、の流れから


「あ、じゃあ、そしたら俺の仲良しのユースケくん誘っていい?」とヤスピー言い


ユースケくん(パパス)と、はじめて遊び


その日がとても楽しくて



その夏


みんなで海へ行って


遊芋部が生まれた。


それから私たちは


遠足をして


忘年会をして


新年会をして


お花見をして


また夏がきて、また同じように海へ行き


二年目からは


一年目にしたことが全て


年間の恒例行事となった。




はじめては日帰りだった行事が


そのうち


楽しいねもっと一緒に居たいね終わっちゃうのイヤだね


っていう気持ちから


だんだんとお泊まり行事となり、合宿という呼び名が付き、


回を重ねるごとに、みんなは合宿が好きになり


泊数が増え


今年の新年会では、ついに、三泊四日したりした。





私は彼らと過ごすようになって


仲間って


ああ、こういうことなのか


というのを知った。




たくちゃんの涙をみて自分の将来を決意したり


ヤスピーのことを心配して泣いたり


彼らと過ごす中で


はじめて至る心境が沢山あって




たとえば友達が悲しんでいたとして


悲しそうで、なんとかしてあげたい


と思うことはあっても


自分まで悲しくなるのは、はじめてだった。


パパスが辛そうだと私も辛くなったし


ヤスピーの未来が、かげりかけたら、私まで絶望したし


社会がそういう風に出来ていて


たくちゃんのこれからが主に楽しくない場合がある


と考えたら


地球滅亡すればいいのにと思った。


彼らが、笑って暮らせないなんて、どうしても嫌だ。


自分が枕営業するのと同じくらい、そんなの嫌だ。


人のことで、


心臓が変に動くことや、頭が真っ白になることなど


今までは無かった。





私はあまり


人に、自分のことを話さないし


人にも、あれこれと訊いたりすることは無いのだけど


彼らと過ごす中で


近況を報告する意味を知った。



起きた出来事や


そして感じたことや


今考えていることを話すのは


歴史を共有することなのだと知った。



自分が、どんな風に生きてきたかを、知ってくれている人がいる


というのは


とても温かい。



「ああ、あの時、こう言ってたもんね」


「あの時、こんな顔してたもんね」


って言えるほど


そばに居て、今を知り続け、過去を覚えていることが


一緒に年をとることなのだと、思った。




生きていると


ああ、これは、私の人生の年表に書きこまれる出来ごとだ


死ぬ時に振り返って、きっと、このことは思い出すだろう


という


出来ごとがあると思うのだけど


私はそれを


転機または人生の歴史的瞬間


と呼んでいて(心の中で)




そういう


私の転機または人生の歴史的瞬間を


遊芋部に知っててほしいし


彼らのそれを、私は知っていたいと思う




だから話したいし、話してほしい



私が彼らに近況報告をするとき


何か言ってほしいから、話すわけじゃないし



訊いても


たぶん何も有益なこと言えないけど


でも話してほしい。




ヤスピーに


「しもっち、あの頃から、その話しする時に嬉しそうな顔しなくなったもんね」


と言われた時


下田美咲という人生の、一つの時代を、このヤスピーは、把握してくれてるんだなあ


仲間ってそういうことで


つまりは、それだけでこんなに温かいんだと


泣きそうになった。


具体的な出来ごとに合わせた慰めや励ましの言葉より


この距離が、何より癒されると思った。


これからも沢山積み重なっていく時代を、そばに居て、把握し続けてほしいし、把握し続けたい。




人から


「昔と変わったね」


と言われるたび不快感に近い違和感があって


どこか困惑していた時に


そんな話はしていないのだけど


たくちゃんが


「しもっちの根っこの部分変わらないから、変化じゃなくて成長」


って言ってくれた時


ものすごくホッとして、腑に落ちて


ああ、大丈夫だ、思うままに生きようと思った。


安心して成長しよう、と思えた。






こんな世の中、と思う


変な社会だ、と思う


死にたくなって当然で、死にたくなるのは正常なことだ、と思う



死にたくなったら、遊芋部に会おう



いつも思っている



だから私は


その先に、死にたくなる可能性がある賭けにも出られる



この賭けが


死にたくなる結果を生んだとしても


遊芋部に会えば、生きる気力チャージ出来るだろう


と思うと


けっこう蹴散らせるし


自分の気持ちに忠実に生きる勇気が湧く。




私はいつも遊芋部員に


私より先に死ぬのだけはやめてくれ、と言っている




死にたくなって当然の仕組みの中で生きているのだから


死にたくなるのはよしとして


解る解る!


って感じだとして


そこで、死なせないための遊芋部でありたい。


死ぬ行為に着手する前に、とりあえず、皆に会って!と思う


きっと気が変わる。


あの手この手で


まあ生きててもいいか、と思わせてみせるから


勝手に死ぬのだけは許さない。


もし死んだりしたら、あと追って死ぬぞ!(^-^)脅


仲間を巻き込むとなると、死ぬわけにいかないよね!(^-^)脅


そんな気持ち。





突発的な


出来ごとキッカケで


死にたくなる時は


その気持ちのピークを迎える一晩を


一緒に過ごせる仲間がいれば


死なずに済むはず


と思う



だから


うわー、今日死にたくなるかも!


って時は


迷わず、会いたがってほしいし



私は


そういう賭けに出ることが多い性格なので


そんなときは会ってほしい。




遊芋部は私にとって


思い出作りがしたくて作った友達で


思い出作りをしていくうちに、こんなことになった。



そんな


ファーストシーズンを経て


私は


遊芋部とは


こんな世界を、生き抜くための仲間たちだ



思いました。




生きる、死ぬ、っていうことへの


ざっくりとした価値観では


生まれたことなんて


ある意味、被害でさえあると思うし


産まれた、って発音するとき


私は


踏まれた、蹴られた、と同じ気持ちで、「まれた」を捉えているし


生まれたってだけで


生きてなきゃいけない理由も、浮かばないし


死んじゃいけない理由も、見つからないから


基本的には、そこにダメとかは思わ無いけど



私は彼らに死んでほしくないし


彼らも私が死んだらショックだと思うので


生き抜く、ってことは


絶対の決定事項として


今は


生きよう


と思ってる。





大好きな人たちに


病死以外は、させないとして


病死も、どうにか避けたいので



いざという時


お金を積めば、どうにかなるのであれば


私は彼らの命やら幸せな生活を、どうにか守りたい


難しい手術をすれば可能性があるが、莫大なお金が必要、みたいな時に


払える私でありたい


だから


億やら兆を稼げる人に


何としてもならなくては


と思っている。





無難に、常識の範囲内で、生きた先に


憶やら兆の可能性は無いので


私はこれからも


人から見たら不可解でしか無い生き方を


自分の頭を信じて貫くしかない




10や50や300や1000など


ありとあらゆる


目標に達さない数字は


大事なモノを守り切れない、やりたいことが出来ない、という点で


ある意味、私にとって0と同じだから


悲惨か理想の二択となる賭けに


私は出る。





っしゃー、頑張ろう(((^-^)))!




昔からずっと


年とることには恐怖しか無かったけど


遊芋部と過ごすようになって


老いるのも、また一興かもしれない


と思えるようになった。



だからこそ


二十代の自分を、


二十代の仲間たちを、


今、しっかり噛みしめて過ごしたいと思う。


年齢って、ほんと刹那!切ない!


この刹那を痛感した時


人は、やっと今を大事に出来るようになるのだと思う



シモリアンのみんなにも


この刹那を意識して、今を大事に過ごしてほしい!



22歳、残り三ヶ月くらいか。


22歳を余すことなく楽しみたいものです


楽しむぞ


ファイ、オー!