二日目。



「みーたん」


と呼ばれ、


でも眠いのであまり起きる気が無く、薄眼を開けると


亀(パパスのペット、結構大きい)が


目の前にいて、間もなく顔に乗せられそうになっていて


飛び起きて逃げる。


全員その戦法で「うわあああああ」となって起こされていたが


たくちゃんだけが


「おお、亀か」くらいの感じで


スルーしていた。


時刻は12時。


起きたらヤスピーが居なくなっていて、寂しく想う。


みんなで順繰りシャワーを浴びる。


あっきーも「おまえもシャワー浴びてこい」と言われ


「え~。は~い」と、しぶしぶ浴びてた



えりちゃんに


「昨日ね、あっきーが、『俺は今日、お風呂にも入らないし、歯も磨かない』」


っていう宣言してたんだよ」


と言ったら


「あっきー、よく虫歯にならないね」


と言っていて


そこ?!と思ったあと


たしかに、あっきーすごいなあ、と思った。



たくちゃんが全然起きず


そのうち皆がテレビの駅伝を観はじめたので


本棚にあった20世紀少年を持って


寝室のたくちゃんのところへ行って


たくちゃんの寝ているお布団をコタツとして、漫画を読むことにし


足などを入れたけど


それでもまだ寒かった、というか、自分の身体が冷えていたので


足を、たくちゃんの脚などに挟み、温まる。


足先を、脚と脚の間に入れた瞬間に


冷たさに


たくちゃんが「つ、つめてえ」と唸って、少し起きたが


すぐに諦めて、そのまま寝ていた。


私の足の冷たさにより、


瞬く間に温度を奪われて、たくちゃんの脚が冷えてぬるくなっていくので


そのたびに、体温の高いところに、移動。


そのたびに「つめてええ」と唸ったり、「ひぃっ」って動いていたけど


黙って温めることにしてくれるたくちゃんは優しい


無気力と優しいは紙一重(^-^)



二十世紀少年、センチュリーボーイ


今まで何度か読み始めるたびに


一巻の途中で挫折していたけど


今回は、三巻の途中まで読めた(^-^)



その後


14時過ぎて、たくちゃんがようやっと起床。


シャワーを浴びて出てきたあっきーに

「どうだった?シャワーは。」

と訊いたら

「う~んまあ、入っちゃえば、いいんだよね

入るまでが、すごく面倒くさいだけで、入っちゃったらこっちのもんだよ、そこら辺は」

と言い

たくちゃんが「わかる!!風呂って入るまでが超面倒くさいよね」


と、ものすごい勢いで共感していたが


私はどちらかと言うと


入ってからが面倒くさいと常日頃感じている。


入るのはいいんだけど、入ってからが


あーシャンプーしなきゃ。


あークレンジングしなきゃ。あーまだあと身体を洗うのか、まだ先は長いなあ


ってなる(^-^)




15時になり


いざ準備完了で出発。


一泊二日で帰る組も居て


その人たちは、荷物を全部持って、おうちを出る流れだったのだけど


最初、ほぼ皆が、荷物を持って出ようとしていたので


あっきーに


「何あっきー帰ろうとしてるの?今日も泊まるでしょ。」


と言うと


パパスも「そーだよおめえ、何帰ろうとしてんだ。みーこも残るんだぞ」と言い


あっきー、あっさり荷物を投げて


「森田今日も泊まりま~す(^O^)/」


たくちゃんも荷物を持っていたので


私「何たくちゃん帰ろうとしてるの?私も残るんだから、たくちゃんも残るでしょ。あした何かあるの?」


た「え、ないけど・・あ、ブランドのセールには行きたい・・」


私「帰らないよね。残るよね。」


パ「ブランドのセールは、明日以外も、まだやってる」


あ「コニタクさん残りましょうよ~パーリナイしましょうよ~」


た「・・・


小西残りま~す!!」


と叫んで、バッグ投げてた(^-^)



須藤くんは明日から仕事


ふみきはどうしてもHISに行かなきゃいけない、ということで


しぶしぶ諦めた。





今日は


車でどこかへ出かけよう、ドライブをしよう


ということになり


まずは藤沢へ移動し、レンタカー屋さんへ。




免許を持っている人は


あっきー、えりちゃん、ふみき、須藤くん、私で


誰が運転するか、となり


私に関しては全員一致で


「いや、美咲は運転しなくていいよ。無い。」


となり


須藤くんは


「俺、二車線の道路って走ったこと無いんだよね。一車線の道しか走ったこと無い。」


という衝撃の発言をしたことにより


私と同じく、運転する可能性がなくなった。



15時半ごろ


あっきードライバーの運転で


車は出発(^-^)


席は


一列目が


運転席、あっきー、助手席パパス


二列目が


ふみき、えりちゃん、須藤くん


三列目が


私は、たくちゃん。




たくちゃんが、DJたくちゃんしてた。


フミキが、「とりあえず」星人であることが発覚した。


サタンフミキをはじめて見た(^-^)


目つきが黒くなって驚いた(^-^)


フミキのiPhoneに入っていた齊藤さんというアプリで


このアプリを取っている全国の斉藤さんと会話が出来るということで


やってみたら


どこかの齊藤さんに下ネタを吹っ掛けられ


「いえ、見たくないです、結構です(^-^)」とお答えした。


西日が眩しかった


ひどく渋滞していて、全然車が進まなかった


あっきーは、良い運転だった


皆、お腹が空いて、げっそりしていた


「キタ―――!!キスマーク」と大きく書いてある謎のビルがあって


たくちゃんに「ねえあれ見て」と言ったら


「キタ―――――!!!」と


そのビルの文字の勢いに忠実に、叫んでいた。




一時間半かけて


やっとどこかのショッピングモールに到着した。


一番後ろの席で、席をマックスに倒して寝転がり


フミキと話したり


たくちゃんと遊んでいたため


外の景色をあまり意識していなかったから


遠くまで来た、と思っていたけど


実はそこは、出発地点から


各駅停車で、一駅の距離


電車で5分の場所であることを


パパスに教わり、驚いた。


行った場所は駅前のビルだったので


まったくもって、電車で来た方がよかったのでは


という説が濃厚となったが


まあ、みんなでドライブ楽しいよね?


ということで、片づいた。



とにかくお腹が空いたということで


ごはんを求めて


ショッピングモールへ入り


その前にトイレに行きたい、という人が数名いたので


まずは皆でトイレへ。



女子トイレは


長蛇の列が出来ていて


長いこと並んでようやっと入って出ると


みんなが外で待っていて


「うんちですね下田さん」と、たくちゃん


「いや、出てない」と言うと


「俺は、しました」と言っていた


女子トイレに並んでいる時に


列が長すぎて、はじめの8分くらいは、ほぼ女子トイレ外の場所で並んでいて


男子トイレの入り口が見える場所に居たのだけど


たくちゃんだけ全然出てこないなあ、と思っていたので


ああ、そういうことだったのか、と腑に落ちた。




フードコートで


とびっちょの


しらすや、しらすごはんを試食して


あまりに美味しさに大興奮、感動して、


たくちゃんはしらすを買っていこうか迷っていて

(「夜食べる?」とか言いながら、かなり真剣に迷っていた)


でもフードコートのあまりの混雑具合に


諦めて、上のレストラン街へ。




バケットへ行った(^-^)


バケットは、美味しいパンが食べ放題な、洋食屋さん(^-^)




つづく