小学生のころ


犬が欲しくて欲しくて


でも全然飼ってもらえなくて


ある時期、ハムスターならいいわよ的流れで


ハムスターを飼うことになった。


いや


違うかも


お姉ちゃんが勝手にハムスター買ってきちゃって


ひとりで楽しく育てはじめちゃって


ずるい私も!的に


私も飼い始めたのかも。



そのあたりの記憶はおぼろげというか無いのだけど


とにもかくにも


私の小学生時代は


主にハムスターだった


と言って、ぜんぜん過言じゃない。




お姉ちゃんは コロン


私は まろん


タクジは しゅろん


それぞれのハムスターを飼い、育てていた。





私は


まろんちゃんを


それはそれは溺愛していた



ハムスターの命は儚く


しっかり生きても寿命は短いので


はじめての、まろんちゃんは二年ほどで、死んでしまった



私は号泣し


いつまでも泣き続け、何日でも泣き腫らし


まったく立ち直れなかった



するとマミーが言った


「まろんちゃんは幸せだったわよ


沢山愛情注いで、可愛がってあげたでしょ


会えて嬉しかったんでしょ


そんなに泣かないの


いつまでも落ち込んでいるんじゃ、飼ったことでみーちゃんが不幸になったみたいで


まろんちゃん悲しむわ


そんなんならお母さん、ハムスター飼わせなかった。


もう泣かないの。


そんなにしつこく泣いてばっかやめなさい。


怒るわよ。(←この時のマミーがほんとに怖かった)


まろんちゃんはね

















生まれ変わりを、飼えばいいのよ」




私「・・え?生まれ変わり?」


マ「そうよ。生き物は、七回生まれ変わるんだって」


私「なんでそんなこと知ってるの」


マ「おじいちゃん(細胞電話帳じーさん)が調べた結果そうだったんだって」


私「・・・・」


マ「おじいちゃんは天国まで行って、ちゃんと見てきたらしいし」


私「・・・ほんとなの」


マ「たぶん本当じゃない。お母さんにはわからないけど、七回らしいわ」


私「・・・(ハッ)・・・・っでも」


マ「なに」


私「今回のまろんちゃんがすでに七回目の生まれ変わりだったとしたら・・・ウッウッゥッウワーーーー!!!


もうまろんちゃんに会えない!!!!ゥアアアアアアアアア!!!!!!←号泣」


マ「あーーーーー( ̄□ ̄;)!!もう!!いちいち泣かないの!!泣かなくたって話せるでしょ!!」


私「だってまろんちゃんがっ。゚(T^T)゚。」


マ「大丈夫よ、あのまろんちゃんは一回目だったわよ。大体わかる」


私「・・・・そう?そうなの?どうして?」


マ「うちで楽しそうに暮らしていたから」


私「・・・そう?じゃあ・・また会える?」


マ「会える。だからもう泣かない。泣いたら、もう、まろんちゃんの生まれ変わりが売ってても


買ってあげないわよ」


私「嗚咽」


マ「泣かないわね」


私「・・・わかった。それで、まろんちゃんはいつ生まれ変わるの」


マ「そうねえ。おじいちゃんによると


死んだその足で次の身体(どなたかの母体)に行く人もいるから


お昼に死んで、夕方産まれることもあるみたいだけど


何年か天国で過ごす人もいるっていうからねえ。


まあハムスターだし


一週間待てば、まず、大丈夫じゃない、まろんちゃんは」


私「・・・じゃあ、明後日?!明後日頃には産まれる?!


じゃあ来週?!来週になればペットショップにいる?!」


マ「そうね。それまでもう泣かないで、宿題もちゃんとして、お手伝いもして


視力矯正センターにもちゃんと通って、机のお片づけとお部屋も毎日綺麗にして


青玉もちゃんと毎日飲んで


綺麗なおマミさんを楽させたら、まろんちゃん


来週くらいには、ダイクマ(ペットショップ)にいるんじゃないかしらね」


私「わかった!!ちゃんとするから、来週絶対ダイクマ連れてってね!!」


マ「そうね、全部しっかりやって良い子にしてたらね」


私「・・・・!・・あ、でも・・・生まれ変わりのまろんちゃん、どうやって見つけるの・・


大体、また、同じダイクマにくるとは限らないじゃん・・


遠くのペットショップかもしれないじゃん・・」


マ「大丈夫よ、わかるらしいから、生まれ変わりっていうのは。


似てるって言うし、みーちゃんがまろんちゃんを見つけられないなんてこと、ないわよ。


あんなに可愛がってたんだから。


ダイクマでハムスター見て、いなかったら


遠くのペットショップまで行けばいいじゃない。


それくらい、言えば、お父さん連れてってくれるわよ」





大体そういうような流れで


私は


まろんちゃんが死んでしまうたび


生まれ変わりを探すようになった。


まろんちゃんはオスであることが多く(全部かも)


オスは身体が弱いと相場が決まっているので


買った時点で覇気がなく


うちにきて一週間で死んでしまったまろんちゃんもいた。


そのようにして


生まれ変わりまろんちゃん探しは


まろんちゃんが死んでしまうたび、繰り返され


それは6代目まろんちゃんまで続いた。


どこのガラスケースをのぞいても


全然まろんちゃんが見つからなくて


ずいぶん遠くのペットショップまで行った覚えもあるから


生まれ変わり探しに、私は、妥協をしていなかったと思うし


「あ!まろんちゃん!」って


その子に決めるときは


毎回、確かに感じていたんだと思う。





まろんちゃんに少しでも長く生きてほしくて


ハムスターについて、とても研究していた。


その頃、小学校では


教室でハムスターを飼っているクラスが


結構普通にあって


私はそういう教室のハムスターの管理係も


下田さんは詳しいという理由で、任されていた。


「ハムスター博士」と呼ばれていた。


冬になれば


「先生、ハムスターヒーターが必要です。買ってきてください」といい


先生は、すぐヒーターを買ってきてくれた。


でも小学校なんてのはそもそもハムスターを飼うのに適した場所じゃない


と思っていた


こんな場所では、クソガキが無暗やたらと荒々しい手つきでその小さな身体に触れる


それがどのくらい危険なことか誰もわかっていない


子供の自由に手の届く場所に置くには、ハムスターは、あまりにデリケートすぎる


私も同じ年齢の子供だったが


それには耐えがたいものを感じていて


そんな風に触ったら!!危ない!!あああ、と


気が気じゃない日々だった


あの頃、学校生活の中で


ハムスターが一番の懸念事項で


ハムスターの健康が侵されるのが、恐怖だった





ハムスターの歌を作って歌っていた


♪~ハムスターの国からやってきた、タカタッタタッタタッタ~


っていうのなんだけど


その頃のクラスメイトのありかくんに会うと


未だにこの歌を「ハムスターの歌うたってたよね!!」と


ものすごく楽しそうな顔で言われる


ありかくんは歌詞もメロディーも完璧に覚えているようで


歌ってみせてくれるけど


「やってきた」の「や」あたりで


いつも爆笑して歌えなくなっている






まろんちゃんはずっと


ゴールデンハムスターだった


模様はその時によって違っていた


単色の時もあれば、柄付きのときもあった


ハムスターのたまたまは、とても特徴的で


身体に対してとても大きく


桃のような形をして、お尻のあたりでぶら下がっていて引きずっていて


とても可愛かった




よく体重測定をしていた


大体、260グラムだった



だから今でも私は


野菜などを買うとき


260グラム単位の計算の仕方をする習慣がある


260グラムだけは、一目でわかる


じゃがいもコーナーとかでも、無数に転がる芋の中に、これ260だ!って思う


これくらいがまろんちゃんの大きさ(重さ)だから、これ260グラム


だからこれと、あとはまろんちゃん4分の1のを探せばいいんだ的に


ハムスター計算をする





そんなに大好きだった


まろんちゃんの生まれ変わりを


6代目のまろんちゃんとさよならをした後


探しにいくを止めたのは


もう耐えられないと思ったからで


会えない寂しさは凄まじかったけど


死んでしまう悲しさに、もう立ち会いたくないと


もう耐えられないと思った


まろんちゃんの死は、何度目でも、悲しすぎた



頼りない身体のハムスターの命は儚すぎて、


些細なことでも取り返しのつかない事故になるのに


ゲージから、すぐ脱走しちゃうし


隠れられて見つけられなくなるほど


足が当たったら死んでしまうほど小さな生き物が


大切になってしまう暮らしは、怖いと思った




その頃は


ビーチャンも下田家の一員となっていたから


私は


生まれ変わりを探しに行きたい気持ちを


なんとか知らんぷりし振りきることに成功した






私の周囲には


霊感の強い人が多めだけど


その中でも群を抜いて


圧倒的に、霊感の強い人がいる


その人は


大体のものが見えているらしいんだけど

(でもそれはシルエットというより気配らしい、そこにいる霊の性別も年齢もわかるけど、あくまで気配らしい)




半年ほど前だったか


私、身体がウワウワして、視界もいつもと違くて、なんかよく見えすぎて


なにかが変だと思った時があって


もしかしてこれって


何かが、とりついているんじゃ・・・!と思い


すぐに連絡をしたの


「ねえ、もし私に何かとりついていたら、見たらわかる?」


って。


そしたら「うん、たぶん、わかると思う」と言ったので


「ねえ、私、何かにとりつかれている気がするんだけど、どう思う?


昨日会った時、どうだった?なんか居た?」


「大丈夫、そんなことないよ。


周りに悪いものは、いなかったよ。


ミコにはね、

















動物霊しかついてないよ」





結構度肝抜かれた件




「しかって!!


なにそれ!


見えてたなら早く言ってよ!!!


いつから?!!」



「え・・・?


いつ?んー、ずっと前から


でも悪さするようなのじゃないよ


戯れてる感じだよ」



「なにそれ!!なんなのそれ!!!


動物霊ってなに!!キツネ?!タヌキなの?!」



「え・・んーなにかはわからないけど


そんなに大きいのじゃない・・


もっと小動物だよ


モルモットとかそれよりもっと小さい」



「・・ハムスター?」



「小さいのがガサガサガサガサって


足元に沢山うろちょろしてる」



「・・・ハムスター?ハムスターなの?!


まろんちゃんなの?!!!」



「え?ハムスターかは、わからないけど・・


まろんちゃん?・・それハムスター?


・・ああ、じゃあ、そうかもねえ」



「まろんちゃんいるの?私の周りに?」



「大体、いるね。


みこのこと好きそうに、戯れてるよ


みこはしょっちゅう、動物霊と戯れながら歩いてきてるよ」



「・・守護霊?」



「ああ、そうだね、守護霊だね」





私のハムスター歴史を知らない人だったから


とにかく驚いた一件だったんだけど


私はこれがものすごく嬉しくて


まろんちゃんとの日々は


この時にやっと、最後のピースが揃ったような、感じがした


なのでそれ以来


私は会うたびに


「今日もまろんちゃんいるの?私の周り、まろんちゃんいるの?」


と聞いているのだけど




最近


ハムスターを思いだす機会が多くて


だから余計にこの前、しつこく聞いたら



「日によっては


ものすごい群れを引き連れて、やってくるよミコは


動物霊の大群の中にミコがいる、くらいの」



私は動物霊の話をされるとテンションがあがるので


嬉しさの方の爆笑をしながら、それを聞く


「なにそれ何でそういう時教えてくれないの!」



「うん、まあ。


で、そういうときのミコはものすごくテンションが高い。


めちゃくちゃハイテンションで笑いながらこっちくる。


その小動物たちも大騒ぎしてて


ミコを中心に総動員で盛り上がって、爆笑してる(←つまり私)」



その光景・・・!



「だから、あー楽しいんだなーって思いながら見てる」



テンションが高い自分は思いだせるから


その周りでハムスが、うじゃうじゃ大騒ぎして


っていう映像が想像できる


だけに


この話は、非常にテンションあがる


やっぱLOVEドッきゅん歌ってるときは、近くに動物霊の大群がいるのかな


まろんちゃんたち大フィーバーかな




「時々、いつもの小さいのより、大きめの動物もいるよ


犬みたいなの」




ビーチャンの生霊・・・?




下田美咲の若干固いブログ。-101231_115431.jpg



下田美咲の若干固いブログ。-101231_200506.jpg




っていうか


うじゃうじゃ足元にいるってことは


まろんちゃんは


それぞれ別まろんちゃんだったのかもしれないよね


って


思った件。







野菜あげたいなー。