佐賀県アーツコミッションの企画で開催された、癒しの音楽祭を鑑賞。

まぁ、レベルの高さに圧倒されました。


新しくオープンした鹿島市民文化ホールのこけら落とし公演としての開催とのことで、

二胡の奏者であるジャン・ジェンホア氏は、坂本龍一氏とラストエンペラーを演奏した奏者。

CDなどでしか聞いたことない演奏を生で聴かせていただいた。


確かに、CDの音と同じ。演奏中腹の底から湧き上がる鳥肌が止まりませんでした。


また、サラ・オレイン氏は、歌手・バイオリニスト・ピアニストであり、圧倒されっぱなしの演奏でした。

NHK大河ドラマであった「西郷どん」の「我が故郷」は、ハミングしかないのに、こちらも鳥肌がとまらない。


まぁなんとも凄まじいレベルの演奏を鹿島で聴かせていただきました。


また、今回演奏いただいた、四名は初顔合わせとのこと。


今回は、佐賀県が取り組んでいる「佐賀県アーツコミッション」の企画での開催でしたが、昨年から県内各地でこのような、地域の資源と掛け合わせた、圧倒的なレベルの催しが開催されている。


このような事業が、佐賀という「地方」で開催され、よくありがちな行政頼りの無料公演ではない、有料公演での持続できる可能性や、お客さんも、今回は年配層が多かったが、幅広い層が来場していた。より浸透すれば、確実に音楽や文化を目指す若者にとってかなり優良な事業であることは間違いないと感じた。


いやー、凄い公演を聴かせていただいた。






姜 建華(ジャン・ジェンホァ) 二胡奏者

上海生まれ。叔父から二胡を学び、13歳からヨーロッパ・アメリカなど海外活動を開始。 1974年北京中央音楽学院に入学。指揮者小澤征爾が中国訪問の際、姜建華の演奏する“二泉映月”に感動し、1978年タングルウッド音楽祭、ボストン響、サンフランシスコ響、1989年ベルリン・フィルの定期公演にソリストとして招かれ、多くの賞賛を得た。サントリーホール、カザルスホール、王子ホールなどのこけら落しに出演。2002年9月、日中国交正常化30周年を記念して上海大劇院で行われたリサイタルでは、中国の作曲家のコンチェルトやピアノのブルース・スタークとのジャズの世界など、二胡の新しい境地を披露し大成功をおさめた。2003年第17回日本ゴールドディスク大賞特別賞を受賞。北京の国家大劇院2008新年音楽会に小澤征爾氏とともに出演、好評を博した。また、映画「ラストエンペラー」で、故坂本龍一氏によるテーマ音楽を演奏。世界最大級の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」では、東京のほか、ナント、エカテリンブルク、ワルシャワにも出演し、世界中に二胡の魅力を発信した。2021年から2023年にかけては、中国での活動が目覚ましく、北京の国家大劇院や、廈門市滄江劇場、平潭国際演芸センター大劇場等、中国全土でのリサイタルを行っている。リオ・クオクマン指揮マカオ管弦楽団との共演も予定されている。メディアへの出演も多く、NHKアナザーストーリーズ 運命の分岐点「小澤征爾 悲願のタクト〜北京に流れたブラームス〜」(2022年12月放送)にもインタビューで登場。現在、北京中央音楽学院の教授を務める。
【Official HP】https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/jiang-jianhua/

楊宝元(ヤン・ボウユアン) 中国琵琶奏者
美しくきめの細かいトレモロ(同じ高さの音又は違う高さの複数の音を小刻みに演奏する技法)、豪快で力強い弦の音色が特色の琵琶奏者。中国·北京生まれ。12歳で全国青少年民族楽器コンクール第1位。1975年、中国中央楽団の琵琶独奏者に選ばれる。中国中央音楽院卒業。1986年、NHKテレビ「シルクロードの楽土たち」に出演、翌年の「世界民族体系中国編」(日本ビクター)、映画「ラストエンペラー」にて独奏を担当。1990~91年、團伊玖磨作曲「万里の長城」を東フィル、神奈川フィルと共演。1994年平安建都1200年記念式典で「東王破陣楽」を御前演奏。また1995年には山本淳ノ介作曲「紅篭~中国琵琶とオーケストラのための~」(共演=新日本フィル)をサントリーホール、大阪のザ·シンフォニーホールにて世界初演(同作品は翌年北京音楽庁にて再演)、いずれも絶賛を浴びる。2007年より北京中央音楽学院教授に就任。


SARAH ÀLAINN(サラ・オレイン) ヴォーカル&ヴァイオリン
~「異彩のアーティスト」 類まれな美を湛え、異彩を放つ表現者 ~ オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作詞作曲家、コピーライター、翻訳家。英語、日本語、イタリア語、ラテン語を操るマルチリンガル。音が色で見える共感覚者でもある。「オーストラリアnow」親善大使、「九州国立博物館」応援大使。シドニー大学卒。東京大学に留学。 発売されたアルバムは全てクラシック・ジャズチャート第1位を獲得。 2015年グラミー賞16度受賞の音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターのディズニー特別記念アルバム『We Love Disney』に参加。アンドレア・ボチェッリ、ピーボ・ブライソン(美女と野獣)、ルドヴィコ・エイナウディなどと共演。 「太陽の家」50周年記念式典にて上皇上皇后両陛下の御前で国歌独唱。2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』では劇中歌を歌唱。テレビアニメ『約束のネバーランド』の劇伴曲「イザベラの唄」を歌唱、現在YouTube再生回数は3000万回を超える。2019年イタリア・ミラノのヴェルディ劇場にてヨーロッパデビューコンサートを果たす。アニメ映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の日本語版・英語版両主題歌を歌唱。同作では声優にも初挑戦。山田洋次監督の『戦争童画集~75 年目のショートストーリー~』で「あの日」をヴォカリーズする。TOKYO FM、FM Osaka『Peace of Mind ~土曜の朝のサラ・オレイン』は10年目に突入。ソロコンサートの脚本、舞台演出をトータルで手がけている。 2022年デビュー10周年を迎える。唯一無二の存在、アートを通じての現実逃避、メンタルヘルスから環境問題についてテーマにした記念アルバム『One』をリリース。
【Official HP】https://www.sarahalainn.net/

塩入 俊哉(Toshiya Shioiri) ピアニスト
東京都出身。桐朋高校、国立音楽大学大学院修了。 西城秀樹、杉田二郎他のツアーやレコーディングの音楽監督を経て、作・編曲家、ピアニスト、コンサートディレクター、サウンドプロデューサーとして、世界的なオーボエの名手である宮本文昭(元ケルン放送交響楽団首席奏者)をはじめ、米良美一(vo)など、様々なアーティストを担当、クオリティの高い音楽制作を通してその活動を支えている。稲垣潤一氏には1985年冬より仲間に加わり、以後ツアーを重ね、35年を経た現在も日本各地を訪れる活動を共にしている。