様々な障害についての対策は、私が政治の世界に入ってから、行政なおいて発達障害なども含めて十分とは決して言えないが、専門家もふえ急速に進んでいるとは感じている。


しかし、どうしてもまだ間に合っているとは思えず、制度の狭間の中で苦しい思いをしている方々からの声を、今でも多くいただく。


この図はIQと障害レベルを表現した図。IQが低くて障害程度が重度なGは、いわゆる強度行動障害という括りになるが、IQが高くて障害程度が高いIについては、特に括りがなく、関わりが難しい現状があったり、再犯を繰り返す人達は、社会に出てしっかり管理してくれる人がいないとすぐに同じことを繰り返すことになり、表現は適切ではないかもしれないが、施設の中にいた方が生きやすい現状がある。また、Iの範囲の人は療育を受けるのもかなり困難。


若いうちに手厚いケアを行なっていないと年齢を重ねるごとに成長に差が出るわけで、理念としては「障害者が地域で生活できるように」と国から言われ県市町で事業が展開されているが、現実そう甘くない。


本気で困っている人達の駆け込み寺の駆け込み寺のような存在がないと、まず無理なのだが、法律や常識という社会観念の中で排除させられざるを得ない現状。


私の実感として、この規定の枠に外れた人達から相談をいただき、然るべき治療家に相談はするが、治療家さえもお手上げという事例もあり、もう祈りながら奇跡的な繋がりをたどるしかない。

現実は苦しいが、負けてなるものかと思いつつ一緒に取り組んでいる。