新型コロナウィルス感染症対策等特別委員会の視察で、東京都八王子市保健所と国立感染症センターの視察をさせていただいた。


八王子市は人約57万人。2007年に保健所政令市。また、2015年に中核市となり、保健所の管轄が市となっている。市と保健所の関係が新たになって7年経っており、ようやく馴染んできたところにコロナ禍となり、模索しながらの対応が続いたとのこと。


八王子市保健所の取り組みは、コロナ禍において、市内8割の以上の医療機関がコロナ患者への対応窓口として連携体制が構築されている。この体制は、当然医療機関のご理解とご協力がないとできないし、日頃からの連携体制があったからこその取り組みであると感じた。


また、独自の取り組みとして、地域医療体制支援拠点を構築しており、

・空床情報管理システムの運用

・定例WEB会議の開催

・入院受診調整、民間救急の手配

などを行っている。


そして、高齢者施設のクラスターについてもWEBセミナーを開催するなどで共有を図られたそうだ。

さらには、リハビリについても後方支援拠点として確立しており、このこともWEB会議が活用されていた。空床や病院の特性に合わせた患者の搬送なども密な連携が出来ているようであり、市内で完結する仕組みづくりが意識されていた。



翌日は国立感染症センターを訪問させていただいた。


コロナが国内で確認されてからの取り組みについてお伝えいただいた。ダイアモンドプリンセス号への対応や、オリンピックに向けての国際診療部を構築できたまでの経緯などのお話し。

また、質疑応答では今後の流れや国内ワクチンや治療薬の現状など、幅広くご意見をいただくことができた。


次に、新たな感染症が発見されたら、まず「新感染症病棟」に搬送される。今回はその新感染症病棟の内部を見せていただいた。






今回お世話になった、大曲センター長と。大曲先生は武雄高校卒業後、佐賀大学医学部のご出身。佐賀の方が我が国の最前線でご活躍いただいていることに心からの敬意と誇りを感じた。