【自動運転モビリティ体験会】


吉野ヶ里公園で開催された、自動運転モビリティの体験会に参加しました。


この「自動運転モビリティ」は、人工知能で運転してくれる車いすのことで、佐賀県では導入に向けた実証実験が進んでいます。


過去に2回この件を議会質問しました。令和211月議会で、これからの時代に向けて実証実験を行うべきと提案し、即実現していただきました。


価値観はどんどん進化しています。

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のように、車いすも、高齢者や身体障がいなど、福祉に限定したものではなく、観光などにも展開できる可能性が大いに期待できます。


今日の体験会では、開発者である久留米工業大学 モビリティシステム工学専攻専攻長、インテリジェント・モビリティ研究所所長である、東大輔教授から直接レクチャーをいただきながら試乗させていただきました。


車いすに搭載されている画面の目的地を押せば、そこまで自動で移動します。また、観光拠点の説明もしてくれるので、吉野ヶ里公園のような広い場所での可能性を感じました。


そして、危険物を察知して停車はもちろん、5センチくらいの段差であれば難なく乗り越えていきます。


東先生から、過去の体験会で、『ある少女から「これなら歩くのが難しいお婆ちゃんと一緒に遊びに行けますね」と言われたことが

この車いすの真価だと確信した」というお話しが最も印象に残りました。


確かに、見栄えは「車いす」ですので、どうしても福祉的な印象がついて回ります。現に「私はまだ歩ける」というような言葉も試乗会では言われたとの事。


そういう声もあり、ベンチ型で横に一緒に座れる形のモビリティを開発し、11月頃には登場するとのこと。


今日も実際試乗させていただいたことで、のんびりと遺跡の説明をいただきながら周回したり、お花見を家族や友人とのんびり楽しめる可能性を感じました。


また、例えば唐津の名護屋城では、復元された城をVRで巡れる仕掛けがあります。そして、以前、美術館での実証実験をされています。このように、アトラクション形式で楽しめますし、友人やご家族などと時間を楽しむ仕掛けとしての相性も良いと思います。


議会答弁では、今後、佐賀駅〜アリーナまでの実証実験も検討しているとの事でした。

どのような挑戦になるのか、こちらも期待が膨らみます。


今後の課題の一つとしては、いかに事業として継続出来るかという点があると思います。当然ですが商業ベースに載せることが求められます。更なる進化を遂げていただき、住民に価値ある生活を提案できるよう、今後も応援させていただきます。