5月8日(日)に娘が発熱し、妻と私も9日に発熱。娘がPCR検査で陽性になったので、私も10日に検査を受けたところ陽性と診断され、自宅療養。19日(木)に保健福祉事務所から自宅待機解除の通知が来るまで、家に引きこもっていました。


熱は3日で引いてほぼ正常に戻りましたが、国の規定でコロナ感染者は10日間は自宅待機となっているため、引きこもっておりました。


ちなみに娘は1日でほぼ回復。ただ、妻も私と同じような状態だったため、丸一日は家族全滅状態でした。


一番困ったのは食事でした。コロナ感染者の状態ではさすがに買い物に行けず、食料も買い込んでいませんでした。


配達をやってくれている飲食店もありますが、感染者ということで、お金が渡せません。PayPayなどの電子通貨も多少の接触があるため自粛し、電子決済がある店を探しましたが、鳥栖市内には見当たらず、結局お互いの両親や友人に食料を朝昼晩と持ってきてもらってしのぎました。この時は人との繋がりをしみじみと感謝しました。


また、佐賀県からは食料の支給があるので、それをいただき、段ボール一箱分のレトルト食品やお菓子などの配達をいただきました。


保健福祉事務所の職員とのやりとりで、「レトルトですので療養にはお勧めできませんが食料の支給があります。」と言われたのが少しおもしろかったですが、食料が届いた時の安堵感は忘れませんね。やはり、人間食べ物ですね。何か食べないと生きていけません。


3日経てばある程度回復しましたが、外には出れません。特に娘は1日で回復して、時間を持て余していました。1日の楽しみは、誰かがご好意で食料などを持ってきてくれたことと、娘においては、定期的に担任の先生が宿題を持ってきてくれたことです。あとは、テレビで再放送していた救命救急病棟を家族で観ることくらいでした。


何か勉強しようにも、元気な娘に翻弄され、なかなか手が付かず、狭い家の中を肩車してひたすら歩き回ったり、家族で日が暮れるまでひたすらトランプしたりしていました。


有り難かったのは、全員軽症だったことと、一気に罹患したことだと思います。人によっては家族がバラバラに感染して、10日間ではなく、1ヶ月くらい自宅療養になる人もいるようです。


冷静かつ俯瞰的に今のコロナを取り巻く環境を考えてみると、コロナ初期と比べて、だいぶウィルスの弱毒化が進み、ウィルスと人が共存する段階に入ってきていると思います。


国会でも感染症分類を2類から5類に変更してはどうかという話しや、マスク着用の緩和、ワクチン接種の考え方などについても、以前と比較してもだいぶ緩やかな世論になってきつつあると感じます。


10日間の自宅療養も、個別最適して、それぞれの状況に応じた療養期間の設定も検討すべきではないかと思います。


また、毎日感染者は出ていますが、継続して抑制された感染者数で推移していることを考えると、感染症対策そのものも悪くない形で推進されているとも思います。今回私も感染者となりましたが、医療従事者の皆様の手厚く温かい対応には大変感謝しております。これだけ長期化している状況に心休まる間もなく、24時間体制で臨んでいただいているわけです。


医療側と政治側で重んじている背景が違うのではないか?と勘繰るところもありますが、これだけ社会不安が煽られ、なかなか正論が言えない、正論を言っても聞いてもらえないしむしろ批判される。また、ある程度わかっていても言えない、これは政治の責任です。将来このコロナ騒動がどう判断されるのかわかりませんが、一人一人がメディアを鵜呑みにするのではなく、正しい情報がどこにあるのかを自らで見出す力を身につけるきっかけにしていくべきと改めて強く思っています。