8月15日午前9時に第6回佐賀県災害対策本部会議が開催されましたので、概要をお知らせいたします。
■会議内容
○気象台
・予測を外して申し訳ない。ほとんど雨量が増えなかったのは幸いだった。
・現在、雨雲は九州南部まで下がっていて、佐賀ではほとんど降っていない。明日の未明まではこのまま続く。
・16日は雨雲が北上し、朝30mm、昼50mmの降雨を予測するが、一旦は通り過ぎる。
・17日は西から低気圧が近づき、朝から降雨があり日中続く予想。16日より降雨があり警報は17日まで続く。
・特別警報が警報に変わった。
○被害
・神埼市志波屋の土石流で全壊2件、半壊1件。
○停電
・神埼市とみやき町で停電。
○調査
・本日午後、内閣府の調査チーム6名が入る。
○救助
・防災ヘリかちどきで武雄市橘町の4人を救助。情報集活動を行った。
○河川
・氾濫危険水位超過は0となった。
・西田川は国交省の排水ポンプを1台加え、本日7時からは水門を開け、自然排水も行っている。
○交通機関
・鉄道は運転見合わせ。
・高速道路は全面通行止めを行っていたが、今日9時解除。
○排水機
・九州地方整備局が本日3時時点で、15台の排水ポンプを配置。
・鳥栖市真木町、三島の汚水ポンプの停止について、真木町は水位が下がってきたが、三島はまだまだ冠水が続いている。下水管内のものをバキューム車で除く対策を進める。
○県内の状況
・武雄市の桜山公園ののり面崩壊で立入禁止とした。
・道路被害は27か所から33か所に増加、主に神埼や唐津の山中
・河川の被害が増えていないのは、まだ水位が高く確認ができていないため。
・道路の交通規制は87か所から56か所になった。
・有沿道路は現在安全確認中で、安全が確認出来たら通行止めを解除する。
○順天堂病院
・入院患者113人、介護老人69人は垂直避難を行い、問題はない。電気、ガスも通っている。
・現在、周囲の水深は1.5m程度で医療を継続する支援を行う。
○ヘリ
・防災ヘリはD-MATの医師1名、看護師2名、調整役○名を搬送
・海保は5時から捜索と偵察活動を実施。北部九州の沿岸部の捜索偵察活動及び午後から官邸への映像配信用務を行う。
・空自も捜索と偵察活動を実施。孤立者は確認されていない。
・この後、知事は防災ヘリで被害状況視察。その後、透析患者の搬送を予定。
○知事
・現在、雨は小康状態だが、武雄市の冠水は自然流下するしかないので、今日一日現状のままとなる可能性が高い。
・冠水が引ききれないところでまた降雨がある。小康状態なので家に戻りたいだろうけど17日までは引き続き避難を。
・コロナの移送は(⇒対応できる)支障あれば、対応を考えて。災害とコロナの両方の対応をしっかりやる。
本日16時に第7回災害対策本部会議が予定されています。
以上、聞き取れた部分について報告いたします。