本日21時に第5回佐賀県災害対策本部会議が開催されましたので、概要をお知らせいたします。
HPにアップされた際には、また報告いたします。
■会議内容
○気象台
・1時間に70mmの降雨はなくなったが、まだ50mmは予測としてある。
・西海上から湧いて出る予想も考えられる。現在は小康状態だが安全ですよとは言えない。悪目の予想を立てざるを得ない。
⇒(知事)明日の9時以降は好転するのか。
⇒(気象台)次第に小康状態になる。
⇒(知事)朝まで要警戒とし、午前中から対策活動が取れるよう準備を
○被害
・17時28分に110番通報があり、神埼市志波屋で土石での家屋の半壊により1名が軽傷。同地区の8世帯12名が孤立するところだったが、歩いて避難。
○雨量
・嬉野で11日6時からの降水量が1,000mmを超えた。鳥栖市、大町町、佐賀市駅前でも800mmを超えている。
○県からの派遣(リエゾン)
・状況が落ち着いてきたため、鹿島市、武雄市、大町町、鳥栖市に派遣していたリエゾンは本日撤収する。
○排水機
・鳥栖市下野の排水機故障は、ポンプ車3台で替わりに排水を実施。
○陸自
・武雄市、大町町でゴムボートにより52名救出。
・現在150人体制だが、明日は600人体制で引き続き支援する。
○海自
・46名救出、現在9名救出予定。
○県内の状況
・点検が進み道路の被害は9から27か所に増えた。また、通行止めも43から87か所に増加。唐津、神埼の山間部が増えている。迂回路の確保、孤立集落が出ないよう対応。
・河川の氾濫危険水位超過は14河川から4河川に減少。
○明日の災害対応
・周りが浸水している順天堂病院に朝7時から防災ヘリで嬉野医療センターのDMAT(医師5名)が支援に向かう。
・警察のヘリが8時から9時30分、武雄市上空から被害状況等を確認。
・杵藤の透析患者3名を防災ヘリで新武雄病院に搬送。
・知事が防災ヘリで被害状況視察。
○知事
・長い間降雨が続く異常気象であり、復旧復興に当たりこれまでの常識や発想ではいけない。
・佐賀で航空活動ができ、3次元の展開ができるのはありがたい。
・明日まで不要不急の外出は控えていただきたい。
明日は9時に第6回災害対策本部会議が予定されています。