本日、11時00分から第22回佐賀県新型コロナウイルス対策本部会議が開催されましたので概要をお伝えします。
 
【知事から発言】
・医療機関、医療従事者の方に感謝申し上げる。
・感染症指定医療機関である、好生館、唐津日赤、伊万里・有田共立病院、嬉野医療センター、東佐賀病院の病院に加え、重症者の受け入れ準備をしていただいている佐賀大学医学部付属病院、軽症者を受け入れていただいている富士大和温泉病院及び小城市民病院、230床を確保いただいているアパホテルにも感謝したい。
・重症者の受け入れができるところ、軽症者だけだが数を受け入れてくれるところなど佐賀県では都市部と違って、医療機関同士が足りないところを補い合ってチームプレイができている。
・医療従事者の方が前線で頑張っていることに改めて感謝する。
・昨日から経過観察機関に入っている警戒をしつつも緩和しながら様子を見ていく。一日一日を慎重に見ていく。
・苦しい中だとは思うが、気持ちを一つにしてチーム佐賀、オール佐賀でやっていきたい
・もう一つは、北海道は独自の緊急事態宣言を行ったが緩めた後に第2波が来た。(この原因は)東京を抜きにしては語れないと思う。東京が根を持ち続けている限り「いってこい」の状態になる。
・九州全体を見た場合、福岡は患者が減ってきており、関連もわかっている。
・また、佐賀県も5月は4件だけで関連もわかっている
・九州の他県は5月になってゼロが続いている。
・福岡と佐賀はルート不明な感染がほとんど出てない
・今は、観光客はほとんど来ていないこともあり、九州全体では封鎖に成功したといえる。
・第2派は来ると思うが、いかに阻止していくかが大事。これを九州全体でやっていきたい。
・まだまだ気は緩めることはできないが、一つ先の目標を持ちながら取り組んでいきたい。
 
【感染者の状況】健康福祉部長、医療統括監
・5月1日から7日は3件と少なくなってきた。このところ3日連続で0人が続いている。
・これまで16人が退院(4月は7人、5月は8例目と13例目が退院したので9人)
・PCR検査は1日平均21件1日最大66件 クラスター事案は60件前後が1週間続いた
・GW明けに一部自動化する設備の新規導入により1日100件可能となり、人的負担も軽減できる。
・PCRを受けれないという状況は当初はあったが、体制の整備により無くなり、需要に対しては概ね対応できている
・民間での検査の必要性については、東京と違い検査需要がそこまで無いため、民間に頼る必要はなく、現在の体制で十分である。
・嬉野医療センターが本日から外来診療を開始(事務職員の感染者の発生に伴い4/24からストップしていたが2週間経過。55名すべて陰性)
・プロジェクトMを通して医療機関の連携が図られ、患者の発生に応じて最適な医療機関に入院できている
・また病床が十分に確保できている状況が続いている
・「医療機関にエールを」として未来創造基金とともに募金を開始した
 
【休業要請】
(夜の街)
・5月7日から開店された様子を確認(5市)したが、佐賀市では開けている店は半分行くかどうか、人通りは戻っていない。
・営業再開の店は、ドアや窓を開けたり、席の間隔を空け座敷の使用を控えるなど3密を避ける工夫をされている。
・徐々に元の状況に戻っていくと感じた
・接待を伴う飲食店は「5/20まで休業」の張り紙をして休業のままだった
(知事から)
・県民にすると外出自粛が解け、新しい生活スタイルを模索する期間となっている。引き締める事は必要だが長くは続かない。
・今後も引き締めるときは引き締めながら、メリハリをつけることもでてくると思う。
・今こそ止めないとという場合は、止めなければならないので、その際は協力をお願いする。
 
【パチンコ店】危機管理・報道局長
・県内64店舗のうち15店舗、特に非組合員のところを中心に確認し、感染対策等について要請してきた
・出入口の開放、手消毒、2台に1台空ける、従業員のマスク着用などの対応が確認できた。
・店によってはマスク着用をしていない方には帰ってもらっているところもあった。
・県外のお客様お断りという看板を設置し、県外ナンバー制限、身分証明書での確認をしてもらっていた。
・鳥栖地区は福岡県内からの客が多いため、ゼロにするのは難しいという店もあった。
・全体として要請したことは守ってもらっていることが確認できた。
 
【支援制度】産業労働部長
・昨日から受付開始し、15万円の店舗休業支援金471件、県境ストップ支援金の受付15件、合計486件を受け付けて内容審査中。口座振替で支払。早いものは5/13からの給付を目標に準備している。
・国の支援から外れる今年度開業者や店舗数を増やしたため減収が基準を下回らない事業者へのチャレンジ持続化支援金について3件受付審査中。
 
【県営施設再開】政策部長、県民環境部長
・県外の方の利用については、「県をまたいだ利用は避ける」という国の方針に基づき控えてもらい、県内利用を基本とする。
・遊具についは開放していく。3密の状態が認められる場合は使用を制限する。利用後は手洗いの徹底を呼び掛ける。
 
【県立学校】教育長
・学校の再開は5/14で決定したが、全20市町も昨日までに同様の決定をされた
・プロジェクトEについてオンライン対応を3校で試行。教員への研修を来週までに実施見込み。
・生徒側の端末の動作確認も実施中。
・私立学校は県外から多く来ている学校もあるので慎重に対応されている。
 
 
【最後に知事から】
・佐賀県は慈しみの県なので、みんなで支え合ってやっていきたい。オール佐賀、チーム佐賀で乗り越えていきたい。