まだまだ新年の挨拶が続いている今日この頃
今年初めての生徒さん作品の紹介です
生徒さん作品
「時計」
ご自宅の斜め向かいのご近所さんに新築のお祝いを木で制作されました
思いがすごく伝わってくる素晴らしい作品です
デザインと技術力に目が行ってしまいますが
記念品とするために時計の材料は
家を建てるときに出た木材の端材を使われ、家と時計を木で結ばれました。
初めにこのデザイン案を見せて頂いた時は、
正直この複雑な板の貼り合せをできるのか不安でしたが
端材を細かくカットして、ラインが入る様に角の面を取り
治具を使い細長い部材を何枚もボンドで貼り合せては、鋸でカットして
また角度を変えて貼り合せてを繰り返し写真の模様を木で描かれました
考え抜かれた加工工程と正確な技術力
その様子を見ているうちに、いつの間にか不安はなくなっていました
文字盤には、ウォルナットとチークの材料を象嵌され
こちらも同じ端材を使い
2枚の桟を入れて留めに組まれた額に
ホコリが入らないように正面にクリアアクリル板を入れ
時計本体の付いた飾り板をはめ込み
手作りされた写真の木のコマ止めで本体に固定されています
見えない小さな部分へのこだわり
なかなかここまでできないです！
お祝いの思いを形にした時計に
ものづくりの大切な部分を教えてもらったような気がします
木の素晴らしさを知ってほしいから
応援よろしくお願いします。