池井戸潤さんの「七つの会議」

下町ロケットを読んでから、池井戸潤さんのファンになりました。
本を読みながら、情景が浮かびあがります。
さすがです。

優秀な営業課長が部下の係長からパワハラで告発を受けます。
パワハラなので、けん責くらいかと思ったら、「人事部付」という
左遷人事になりました。
なんで、こんなことになるんだ!?ということで、真実をさがす
メンバーが出てきたり…。
章ごとにいろんな人物の目線で、会社、組織、人間関係を書いています。
私は、下請けの零細企業の社長編がおもしろかったかな。

池井戸さんは、戦いに敗れた人、弱い人をうまくフォローするのが素敵ですね。

会社を大きくするためには、受注、売上を伸ばし、利益を出さなければなりません。
他社との厳しい競争の中、どうやって戦い、利益を出すか?ということを説いています。
「組織の論理」と「人間としての尊厳」どちらがサラリーマンとして大事なのか?
そもそも人は、なぜ?何のために働くのか。
会社組織で働く上でのジレンマに悩み、悩みぬく人間を書かせたら、池井戸さんは
天下一品ですね。私もビジネスマンの端くれとして、共感したところは多々ありました。

今回、会社としては、もっともやってはいけない、不正の隠蔽ということをやって
しまいました。
読んでいくと、見方を変えれば、誰もほんとうに悪い人はいないように思えてきた。

組織が悪いのか?体制が悪いのか?
自分だったらどうするだろう!???

「客を大事にしないと商売はほろびる。高い志をもって誠実に生きよ。そうすれば必ず道は開かれる」

このメッセージは、どの仕事にも言えることだと思います。