三 曾子(そうし)疾有(やまいあ)り。
門弟子(もんていし)を召(め)して曰(いわ)く、
予(よ)が足(あし)を啓(ひら)け、
予(よ)が手(て)を啓(ひら)け。
詩(し)に云(い)う、
戦戦競競(せんせんきょうきょう)として、
深淵(しんえん)に臨(のぞ)むが如(ごと)く、
薄氷(はくひょう)を履(ふ)むが如(ごと)し、と。
而今而後(じこんじご)、吾免(われまぬか)
るることを知(し)るかな。少子(しょうし)。
訳
曾先生が重病となった。弟子達を集めて
語った。「私の足を調べなさい。手を調べ
なさい。傷一つ無い。詞にこうある。
戦戦競競として、深淵を覗き込むような、
薄氷の上を歩くような、と。そのような
気持ちで父母から頂いた身体を傷つけまい
と願い今日に至った。私は死を迎えるので
これからは、その心配をしなくてすむ。
弟子達よ」と。
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