おはようございます。

本日は、「ジェンダーレスな視点から介護業界を覗こう」をテーマに書いていきたいと思います。

 

ここ数年、ジェンダーレスという、生物学的な性差を前提とした社会的・文化的性差をなくそうという呼びかけを、よく耳にするようになりました。

 

家庭を持った男性は、一家の大黒柱となり、家計を支えるために仕事に尽力し、女性は、家事・育児を担い、家庭を守るというような風潮です。

 

しかし、時代が進むにつれ、また男女雇用機会均等法をはじめ、様々な法的な動きもありつつ、今日においても、女性の社会参加を後押しするような流れがあるように感じています。

 

諸外国(特に北欧)など、福祉先進国においては、当然のことながら、男性の育児休暇取得、また政界への女性参加率などは高水準にあるそうです。

 

日本は、文化的な背景、子どもに対する社会保障制度の希薄さなどから、まだまだ発展には時間を要する印象を受けます。

 

そんなジェンダーレスにおける社会的な流れを踏まえ、私が働く介護業界では、どのような様子なのか、あくまでも私が日々感じる肌感覚でお伝えします。

 

介護保険サービス事業所には、訪問系(利用者のご自宅に出向いてサービスを提供)、通所系(事業所に足を運ばれた利用者にサービスを提供)、入所系(施設や事業所に入所された利用者へサービスを提供)などがあります。

 

概ね、そこで働く従業員は、「女性」が多いです。つまり女性職場になります。

 

ちなみに私が働く職場も女性が多く、割合としては「男性(3割):女性(7割)」くらいでしょうか?

年齢層も様々で、20~70歳代の方々が働いています。

業務内容は、食事の準備や提供、排泄介助、入浴介助など日常生活を支援することです。

 

そこで、感じることは、

 

「男女の比率は関係なく、職員の日常生活の営み方が、仕事へ大きく影響する」

 

女性だから、上手に食事が準備できる。男性だから手際が良いではなく、その従業員の日常生活(実家暮らしで家事はしない人、家庭持ちで子どもの世話を常にしている人など)が仕事にでるなと感じています。

 

つまり、介護業界が今も尚、女性が多い業界に君臨しているのは、ジェンダーレス課題が解決していない社会的、文化的問題が根っこにあって、生み出されているのでは、と私は考えます。

 

ジェンダーレスな社会を加速され、男女の性差なく、その人らしく人生が送られるよう、私たち福祉従事者も、福祉の魅力を男女問わず発信していき、老後を安心していて迎えられる社会を創っていければと思います。

 

ということで、本日は「ジェンダーレスな視点から介護業界を覗こう」でした。

 

それでは、皆さん良い一日を♪