さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!
年に一度の晴れ舞台、SL大樹と鬼怒川線が、お江戸の世界に包まれる!
駅に車内に沿線に、突如現る忍びや侍。いつもの大樹は舞台に化けて、不思議な旅へと誘う列車「あっぱれ日光!SL大樹珍道中〜EDO WONDER TRAIN〜」!!!
2019年から始まったコラボも今年で6年目。今回のテーマは「忍者護衛」そして「盗人撃退」。緑プレートの325が期間中の全列車を牽引しました。
まずは往路の「強敵風魔忍者現る!江戸忍者SL護衛の巻」。江戸村コラボ名物となった江戸忍者が、今回もSL大樹を護衛し鬼怒川温泉まで共に向かいます。大谷川を渡って大谷向駅に差し掛かると、さっそく忍者がご挨拶。
彼等に歓迎されてEDO WONDER TRAINの旅が始まります!
列車は杉並木を越えて倉ヶ崎へ。すると何やら怪しい声が聞こえます……
「フハハハハ!我は風魔小太郎、SL大樹は我々風魔忍者が乗っ取った!」
なんと江戸忍者の宿敵・風魔忍者が沿線で待ち構えていたではないか!
突然の敵襲。江戸忍者は護衛の任を果たすべく応戦しますが、手数が多く苦戦を強いられます。列車が大桑駅を通過する頃には完全に風魔が優勢に。まずい、このままでは本当に列車を乗っ取られてしまう…!
と、江戸忍者の一人がある巻物を持ってきた。そこにはこの鬼怒川の地に君臨する「守り神」を呼び起こす呪文が記されているらしい。風魔に対抗するには「彼」の力を借りる他あるまい!
曰く「遊心・半跏・楯・誕生・思惟・定印・立・きぬた」。乗客も一緒に呪文を唱えます。
すると、願いが届いたのか中岩橋に「鬼怒太」が登場。江戸忍者に助太刀し、風魔を一網打尽にしました。
2年前は「鬼侍」が現れましたが最近の鬼怒太は着ぐるみの方がお好きなんでしょうか。
激闘を乗り越えたSL大樹は、鬼怒川に沿って北上。沿線の忍者も無事にやってきた列車に手を振り、まもなく任務完了です。