C11 325の下今市回送から3日後に本線試運転が始まりました。営業列車と同日開催のため、スジは3号スタートのイレギュラーなダイヤ。日没後に通過する8号はISO感度を爆上げしなければならないので、砥川橋梁でバリ順が期待される4号を本命とします。曇れば倉ヶ崎が使えるので曇った方が望ましいので、曇りベースの予報が出ている2日目を特に重要視しました。ちなみに今回は3日ともUKと組みましたが色んな知り合いと会えて楽しかったです。

 

まず初日(2月18日)。

巷で話題のAIを使って遊んでいたら夢中になりすぎて4時台までやってしまい、慌てて就寝して9時すぎに眠い目をこすりながら出庫。親の車を借りられたので日光街道を飛ばして下今市を目指しました。

 

S回の時に325は1番庫に入っているのを確認したので、出庫を真正面から撮れる駅前のSL広場に突撃。時間がなかったので伸縮脚立を出す余裕がなく、3段脚立だけ持って階段ダッシュ。広場には見知った顔が2名。一人は勿論UK、もう一人は昨年のカシオペアで初めて会ったゆーたろー氏でした(リンク先はインスタです)。

倉の中には試運転のヘッドマークを掲げて出区点検するC11 325の姿が。真岡から東武にやって来た当時は真岡時代をオマージュしたヘッドマークを掲げて本線試運転を行ったので、東武独特のマル試を掲げるのは初めてです。その姿を見るなり電車の顔つきになり、眠気はどこかに吹っ飛びました。

記憶にある出庫時間を大幅に遅れて10時過ぎに準備完了。アントをかわすのに最低3段必要なのですが、余裕で抜ける4ノビを出したかった。

前照灯をともし、ドレンを出して聞き慣れた汽笛を短く鳴らすといよいよご登場です。

 

 

かっこいィィィィィ!

転車台に乗ったら、入換線を真上から見下ろす構図を撮るために階段ダッシュして跨線橋へ。少ししか開かない窓の隙間にレンズを突っ込んで(突っ込めない)連写。

 

 

転車台から発車する時に汽笛を鳴らし、その蒸気が逆光に輝いて優勝!

ほぼ真下に来るまでファインダー越しに追いかけたら、階段を駆け下りて車に乗り込み追っかけ開始です。

 

最初は大谷向駅。いつもの鬼怒川橋梁の面縦にしなかったのは、初日はDE10が最後尾にぶら下がっているから。面縦に大して影響はないですが単機牽引に比べたら見劣りしますし、その2日目と3日目を撮った方が良いという判断です。

ここはスナップを撮るところ。駅がカーブしており、ホームで列車を見送る人と絡めると良さそうです。4月頃にインスタで知り合ってモデル契約を結んだ神山ファミリーと待ち合わせ、325推しのためS回の時からテンションMAXになっている6歳のご長男を被写体として構えます。

ホームには我々の他にTwitterで細々活動している大樹真剣部のキッズが一名。声をかけて一緒に構えます。下今市方面から汽笛が何回か聞こえると駅の接近放送が鳴り、ゆっくりとモノが現れました。

 

 

覗きながら勘で合わせたピントが決まっていてよかった。

目の前を通過するSLのキャブの中から声がして、ご長男と挨拶を交わしました。彼の知り合いの乗務員です。煙を期待できそうだと思いつつ、ケツ撃ちまで撮ったら駆け足で車に戻って追っかけ開始。会津西街道を離陸しそうな速度で突っ走り、新高徳の手前で先行し中岩発電所の面縦へ。

 

 

逆光ですが白煙が際立ってVかな。午後の光線の方が煙の光り方が良い。すぐ手前にあった獨協医科大学日光医療センターが森友に移転したため、大樹の煙に対するクレーマーが消えて昨年までより良い煙で通過してくれるようになりました。もともとここは結構急な上り勾配なので、条件さえ整えばVへのハードルは低いです。

 

とりあえず爆速で撤収して会津西街道に戻ると奇しくも神山ファミリーの車の後ろにつきました。このまま鬼怒川温泉まで行くのかな、と思いながらSL爺で賑わう9キロポストの定番撮影地を通過し、小佐越駅をパスすると左にウインカー。線路沿いの空間に止まり、ご主人とご長男が降りてきました。それに追随して駐車してカメラを持って降車。モノには先行したけどリードは取れてないからすぐに汽笛。大急ぎで構図を作って再び勘でピントを合わせて連写。

 

 

とりあえずピント合っていい感じに決まったのでヨシ!棚からぼたもち美味しく頂けました。

 

次は東武ワールドスクウェア駅での1分停で先行して4発目へ。自転車並みの速度でちんたら走る品川ナンバーのミニバンのせいでロスタイムが出ましたが、発車の直前には着きました。三脚立てる余裕はなかったので手持ちで。煙は微妙でしたが4発も撮れたwww

 

この後は転回を撮るために鬼怒川温泉へ。

脚立を担いで転車台の前に行くと神山ファミリーとお知り合いの家族が居て、その近くにはゆーたろー氏とshinta氏がいました。埼玉県民ですが高頻度で鬼怒川線に来ている大樹真剣部の1人です。

 

 

SLを追って転車台の周りを走り回ったら側線へ。乗務員と談笑する神山ファミリーをスナップしまくって午前の部は終了です。

 

 

 

ご次男かわえええええええ

彼はまだ1歳で、半年ぐらい前から立って歩けるようになりました。ご長男の影響で大樹真剣部の道を歩み始め、あろうことかSLよりもDE10が好きになり、パパママより先に「でぃーぜる!」と発した伝説の男。彼は大物になる(確信)。

 

鬼怒川温泉に長居したせいで時間が中途半端になってしまったので、いつもの十文字食堂にはいかず鬼怒川温泉のツルハドラッグでパンを調達して昼食。復路の1発目は煙の出ない面縦を撮って新高徳のバカ停で先行して大本命の砥川橋梁に向かいました。

新高徳でモノと交換する5号が先に来るので、旧道の陸橋からSL爺に混じって撮りましたがチビ雲が被って空爆発&煙が倒れてBOSE。脚立をとっていよいよ砥川に向かうとビデオとスチールで2台切りしているSL爺を発見。Twitterで相互でYouTubeを運営しているたき氏でした。大田原だか那須に住んでいて毎週末大樹を撮りに来ています。挨拶を交わしつついつものアングルに構えて待っていると325の汽笛が聞こえました。

 

 

優勝!!!!!

最も条件の良い撮影地で爆煙かつ面横がマシな位置でロッドが揃い、車の写り込みもなし。歓喜の雄叫びを上げました。

この後は下今市の手前で追い付いて入換へ。shinta氏が遅れてやって来て一緒に撮りました。

 

 

入庫まで見届け、ついでに営業運転の6号を撮りに砥川に戻りましたが曇ったし煙が寝たのでBOSE。UKを新鹿沼まで送って帰宅しました。