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トオルと上沼は、マウンテン山を出て上沼の行きつけであるというラーメン屋に向かった。
「お…お腹…す…空きましたね?」
「そ…そそうですね…。あの………エヘヘ。」
なぜ彼らは初対面どうしで、こうも緊張しなければならなかったのか…
結局2人は無言のまま歩き続ける。
そんな中、『ラーメンそうめん』にたどり着いた。
「ここが上沼さんの行きつけのお店ですか?」
トオルがそう聞くと上沼は笑顔でうなずいた。
(ガラガラ)
「いらっしゃいませ~!」
扉を開くと威勢の良い店員の掛け声が響く。
中に入るなり上沼は
「実は僕のオススメがあるんですけど…」
と相変わらずの笑顔でトオルに注文を自分に任せるよう促すような素振りを見せた。
「大将~!とんこつ2つ!あとギョーザもつけてね!」
この注文姿にトオルは惚れ惚れした。
(いやぁなんかね、心の底からね、上沼さんかっこいいなぁーなんてね…)
とトオルはまるで、稲川淳二のようにその場に浸っていた。
…………
「あの~、すみません!食券買って下さい!あと…ウチ醤油しかやってませんけど…。」
……………
「…………。」
店員の言葉に場は凍った。
「上沼さん本当に行きつけ?」
2人の間には、またしても不穏な空気が流れるのであった。
「お…お腹…す…空きましたね?」
「そ…そそうですね…。あの………エヘヘ。」
なぜ彼らは初対面どうしで、こうも緊張しなければならなかったのか…
結局2人は無言のまま歩き続ける。
そんな中、『ラーメンそうめん』にたどり着いた。
「ここが上沼さんの行きつけのお店ですか?」
トオルがそう聞くと上沼は笑顔でうなずいた。
(ガラガラ)
「いらっしゃいませ~!」
扉を開くと威勢の良い店員の掛け声が響く。
中に入るなり上沼は
「実は僕のオススメがあるんですけど…」
と相変わらずの笑顔でトオルに注文を自分に任せるよう促すような素振りを見せた。
「大将~!とんこつ2つ!あとギョーザもつけてね!」
この注文姿にトオルは惚れ惚れした。
(いやぁなんかね、心の底からね、上沼さんかっこいいなぁーなんてね…)
とトオルはまるで、稲川淳二のようにその場に浸っていた。
…………
「あの~、すみません!食券買って下さい!あと…ウチ醤油しかやってませんけど…。」
……………
「…………。」
店員の言葉に場は凍った。
「上沼さん本当に行きつけ?」
2人の間には、またしても不穏な空気が流れるのであった。
「ドン!ドン!ドン!」
突然の物音に目を覚ますトオル…
「ドン!ドン!ドン!」
………
…………
「寝よ…。」
トオルは無視をつらぬき再び横になった。
すると今度は、裏の方から小窓を叩く音が聞こえて来た。
(こんな夜に何の用なんだ?)
戸惑いながらも、トオルは重い腰を上げ玄関へと向かった。
そっと扉を開き、首だけを外に覗かせると1人の男が見える。
(外人?)
小屋の前には、アフリカの先住民族のような姿をした長身の黒人が立っていた。
「どちら様ですか?」
「上沼恵美子です。」
「えっ?本当に??」
「本当です。私は本物の、まさに正真正銘の上沼恵美子です。」
「で、何の用ですか?」
そうたずねると、上沼は嬉しそうな表情で話し始めた。
「これからオリンピックやるんで集まってください。」
「いや、行きませんよ。」
上沼は困惑した表情を浮かべる。
「じゃあラーメン食べに行きませんか?」
「是非行きましょう。」
初対面でいきなりオリンピックは重た過ぎるが、ラーメンからならイケると踏んだトオルは、まずは上沼恵美子と近くのラーメン屋に行く事にしたのである。
突然の物音に目を覚ますトオル…
「ドン!ドン!ドン!」
………
…………
「寝よ…。」
トオルは無視をつらぬき再び横になった。
すると今度は、裏の方から小窓を叩く音が聞こえて来た。
(こんな夜に何の用なんだ?)
戸惑いながらも、トオルは重い腰を上げ玄関へと向かった。
そっと扉を開き、首だけを外に覗かせると1人の男が見える。
(外人?)
小屋の前には、アフリカの先住民族のような姿をした長身の黒人が立っていた。
「どちら様ですか?」
「上沼恵美子です。」
「えっ?本当に??」
「本当です。私は本物の、まさに正真正銘の上沼恵美子です。」
「で、何の用ですか?」
そうたずねると、上沼は嬉しそうな表情で話し始めた。
「これからオリンピックやるんで集まってください。」
「いや、行きませんよ。」
上沼は困惑した表情を浮かべる。
「じゃあラーメン食べに行きませんか?」
「是非行きましょう。」
初対面でいきなりオリンピックは重た過ぎるが、ラーメンからならイケると踏んだトオルは、まずは上沼恵美子と近くのラーメン屋に行く事にしたのである。