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■言葉の発達、相談の目安は?

2歳になると、まだまだたどたどしいものの、おしゃべりをする子が増えてきます。話すのが得意なよその子を見て、お子さんのおしゃべりが遅れているのではないかと気になることもあることでしょう。

同じ日に生まれた子供でも、話し始めるのが早い子もいれば、なかなか話し始めない子もいます。言葉の発達は子どもたち1人1人で異なりますが、言葉の発達が遅れていないかどうかをチェックできる年齢ごとの大まかな目安はあります。

「デンバー発達判定法」によれば、「意味のある言葉を一語話す」(例:ママ、ブーブ(車)、ワンワン(犬)など)のは生後9ヶ月で25%、1歳半頃で90%の子どもに見られます。さらに「二語文を話す」(例:ママきて、ワンワンかわいい、など)のは1歳7ヶ月で25%、2歳4ヶ月で90%の子どもに見られます[*1]。

また、厚生労働省による乳幼児身体発育調査によると、1歳6~7ヶ月未満の子供たちの94.7%が単語を話しています[*2]。

2歳児の言葉の発達に関しては「意味のある言葉をお話しない・指差しをしない」というのが、専門家に相談する一つの目安になります。

言葉に不安があるとき、相談先に迷う親御さんも多いようです。自治体の行う健診で相談窓口を紹介されることもありますが、そういったタイミングにかかわらず、ちょっとしたことでも何か気になることがあればかかりつけの小児科や地域の発達支援センターなどで相談してみるといいでしょう。

参考:
[*1]名古屋市小児科医会「保育園や幼稚園に通う子どもたちの健康のために」
[*2]平成22年 厚生労働省 乳幼児身体発育調査

参照:
【医師監修】2歳児の言葉の発達はどのぐらい?言葉の発達に必要な4つのこと
2歳半になっても喃語しか話さない…お喋りに必要な3つの力と関わり方【専門家監修】