私も娘も明日から仕事のため、今日一緒にお墓参りに行った。

嫁ぎ先のお墓には義両親、義姉家族と日程を合わせ行ってきたらしい。

あちらのお墓はたいそう立派な由緒正しいお墓だと聞いている。


うちのは小さなお墓だけど、私が子供の頃から母と一緒に来ていたのでとても愛着がある。

母は車の運転ができなかったので、電車とバスを乗り継いで、バス停からはひたすら歩いて霊園まだ来ていた。

私が子供の頃は道端に野いちごが沢山なっていて、母がその実をつんでくれて一緒に食べながら歩いた。そういう時代だったなー。


私が車に乗るようになってからは、霊園までの道が混むのを避けて朝6時前には出るようになった。

そして私が結婚してからは、娘も連れて3世代でお盆と年末には必ずお参りにきていた。


母がお墓参りに行けなくなって何年になるだろう。

うちのお墓は石の階段をたくさん上らなければ辿り着けない。

しかも一段一段が高い。

最後に母を連れて行ったとき、母はその階段を手をつきながら必死に登っていた。

スロープもないし、内心(これが最後のお墓参りになるかな)と思ったのを覚えている。


去年からは私と娘と孫、やはり3世代で行くようになった。

訳もわからず小さな手を合わせる孫を見ると、こうして次の世代へと受け継がれていくんだなーと、とても感慨深かった。


お墓参りの後はショッピンモールで少し遊んでから娘のマンションに行った。

そして夫とビデオ通話で孫の顔を見せながら長電話をした。

夫も今日は仕事が休みで、やっと銀行口座の開設と国際ライセンスの手続きに行けてほっとしたと言っていた。

今日はいい1日だった。