2年ほどまえですが、阪神武庫川線に乗った時のビデオです。

 

昨年5500系に置き換えられましたが、以前は赤胴車の7861型と7960型が活躍していました。

 

その前は同じ赤胴車の両運転台3301系が活躍していましたがこちらは冷房車でありながら、本線急行の増結を目的に製造されているため単体では冷房電源を持っておらず、武庫川線では冷房なしで使用されるという珍しい運用形態になってました(京福電鉄福井支社に譲渡されたときに冷房電源は設置しました)。

 

以前は西大阪線(現なんば線)でも赤胴車はいたのですが、難波延伸時に1000系に置き換えられたのと本線系の8000系もリニューアル時に配色を変えたために従来の赤胴車が残るのは武庫川線のみとなっていました。

 

乗ったのは真夏で冷房がガンガン効いていて有難かったのですが、運転室を見るとスポットクーラーが置いてありました。

 

ということは冷房車であっても運転室にはクーラーがもともとついていなかったんでしょうね...

 

ということは昔はこの車両を真夏に運転するのは大変だったんじゃないでしょうか。

 

武庫川から洲先を経て武庫川団地前までの乗車時間はわずか5分の短い旅。

 

 

洲先から武庫川団地前は昭和50年代に武庫川団地の住民のために延伸開業した区間で、終点の武庫川団地前は相対式2面2線になっています。

 

 

もっとも改札口に近い東側ホームのみ運用されており、西側ホームは立ち入ることも出来ません。

 

乗客が増加した際には複線化も検討されていたようでそのためではないかと思われるが、団地内には全列車が停車する甲子園行きのバスが運行されており、利用者が2分する状況のようであり、実現には至っていません。

 

武庫川線は2列車運用されていますが、昼間は1列車のみの運用でもう1列車は武庫川駅のホームの奥に留置されています。

 

 

戦時中の軍需輸送のために国鉄の貨物の乗り入れ3線軌条だった武庫川線。

 

数少ない写真でしか当時を見ることは出来ないが、武庫川から北へと廃線跡がつづき当時を思い起こすことが出来ます。

 

シンプルで地味な路線ですが、その昔を思いながら訪れると楽しい旅になるのではないでしょうか。