Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
円周率:3は誤解?についてです。
円周率:3といえばゆとり教育、
ゆとり教育といえば円周率:3といわれるくらい
この2つの事柄は関連づいていますよね。
ゆとり教育は、
今から13年前の2002年から約10年間続けられました。
学習指導要領の改定に伴って、
小学校の算数教育でも
小数の掛け算の桁数制限の規定が変わったために、
円周率を3で計算せざるを得なくなって
起こった問題です。
しかし、これは誤解で、
いままで通りに
円周率は3.14と教えられていたとのこと。
ただ、
「目的に応じて3を用いての処理でも可」
という注釈がついたというのが真相です。
では、
円周率が3だと仮定して計算してみましょう!
問題:
上図のような円と
この円に内接している正六角形があります。
円の半径を1㎝とするとき、
円周と
正六角形の周囲の長さは
どちらが長いでしょうか?
円周率を3として計算してみてください。
答えは「同じになる」です。
本来ならば、
2点間を直線的に結ぶのが最短距離なので、
正六角形の周囲の長さのほうが
円周よりも短いことになります。
正六角形の一辺の長さは1㎝、
ですから
正六角形の周囲の長さは6㎝になります。
ただ今回は、
円周率を3として計算するので、
1×2×3=6
となり、
正六角形の周囲の長さは6㎝と同じになってしまうのです。
これではやはりつじつまが合いませんね。
やはり
円周率は3.14として計算して、
1×2×3.14=6.28
とすることで、
円周のほうが
正六角形の周囲の長さよりも短くなり、
実際の現象と合致するのです。
やはり
円周率は3.14がぴったりくるようです。

