Webであなたの夢が叶う!のHirokoです。
Webで数学、
今回はゼロ「0」について簡単にご紹介します。
私たちが普段使う数字はアラビア数字と言って、
1 2 3 4 5 6 7 8 9
の9個の数字から構成されています。
アラビア数字は
漢数字 (一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 ・・・)
ローマ数字(Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ Ⅺ ・・・)
よりも計算に適しているので算用数字とも言われています。
漢数字やローマ数字の特徴は、
「位どり」の概念がないこと。
2015というアラビア数字は、
漢数字では、二千十五
ローマ数字、MMXV
と表わされます。
アラビア数字では
右から数えて何番目に書かれているか、
1桁目、2桁目、3桁目・・・に意味を持たせていて、
これを「位どり」といいます。
この位どりのときに空きスペースの記号として、
ゼロ「0」が必要になってきます。
2015の場合、
右から3桁目が「0」になっていますが、
100の位が空いていますよ、という意味になります。
従って、位どりの必要のない
漢数字やローマ数字にはもともと
ゼロ「0」は存在していませんでした。
アラビア数字に「0」の概念が取り入れられたのは、
アラビアがインドを征服した8世紀ごろだと
言われていますので、
それ以前に数字が発達したローマでは
「0」が存在しなかったということです。
私たちに身近なアラビア数字、
便利なだけでなく機能的で、
進化した数字なんですね。
