土曜日の朝、いかがお目覚めですか。
週末の1日を爽やかにお過ごしくださいね。
アニメーション映画の巨匠、宮崎 駿さんが
6日、東京都内で記者会見し
「僕の長編アニメーションの時代はもう終わった」と語り、
最新作「風立ちぬ」を最後に、引退を発表しました。
政財界やスポーツ界など、有名人の引き際が話題になることは多いですね。
大リーグの松井秀喜のように突然、潔く身を引くケースもあれば、
不祥事や高齢を理由に退任を迫られるケースもあります。
日本では伝統的に「引き際の美学」があり、
引き際を「天命」と受け取って、潔く身を引くことをよしとしてきました。
物事に決着をつけることに潔さを感じ、「美しい姿」として扱われてきました。
しかし最近では、このような伝統とは逆に「晩節を汚す」ようなケースも目します。
引退など、人生の岐路だけでなく、私たちは日常の生活の中で「引き際」を
意識することがあります。
たとえば、
営業職の場合、お客さまとの値段交渉で、
ギリギリまでコストダウンして見積りをしたにもかかわらず、
更に価格訂正を言われたとき、
塾の講師の方は、
この子は、このテキストをしっかりやったらもっと成績がのびる、
と確信して勧めても、なかなか着手してくれないとき、
一体どんなタイミングで「引く」ことを考えるのでしょうか。
そんなとき、自分の利害だけを優先するのではなく、相手のことを考えて、
他人のために行動できる、そんな人でありたいと、私は、思っています。
毎日がそんな在り方への修行の日々ですね。
みなさんも「引き際」を意識してみませんか。

今日もいいことありそう。