期待されない強さ | 深谷市議会議員 清水けんいち

深谷市議会議員 清水けんいち

埼玉県深谷市の市議会議員として、郷土の偉人・渋沢栄一翁が願われた、「我故郷が将来にわたり趣を持って発展して行って欲しい」という熱い念いを胸に刻み、日々活動して参ります。

おはようございます。清水けんいちです。

 

27日で63歳になりました。

メッセージを頂きました皆様に感謝御礼申し上げます。

 

「直木は先ず伐られ、甘井は先ず竭く」

 

材木にするには、まっすぐな木から伐り倒される。

井戸も、うまい水が出るものから飲みつくされる。

 

人間も同じではあるまいか。

会社の上司に、あいつは良く働くし気が利くと思われ

ると、便利屋みたいに、重宝がられて、使い捨てにさ

れる恐れがある。

 

また、抜きん出て頭角を現わしたりすると、何かの時に、

足を引っ張られやすい。

 

「荘子」は、それを違った生き方として「意怠」という

鳥を挙げている。

 

この鳥は、バタバタ羽ばたくだけで、これといって能力

がない。他の鳥に引きずられるように飛び立ち、尻を叩

かれるようにして、やっとねぐらに帰ってくる。

 

進むときも決して先頭に立たず、退く時もしんがりを務

めようとしない。餌をとる時も、決して先を争わないで

仲間外れにされることもないし、危害を加えられること

もない。

 

現代の様な競争社会を生き抜くには、こんな調子では、

少々、頼りないかも知れないが、平凡でも自分のペース

を守りながら生きる「意怠」の生き方には、捨てがたい

能力を感じますね。

 

それでは今日も1日笑顔で元気に頑張りましょう。

 

感謝合掌