昨日薬局で、第一三共エスファ株式会社発行の「家族で実践！認知症の気づき方・接し方」と題する冊子を見つけました。
この中に、大変参考になる記載が有りましたので、ご紹介させて頂きます。
１．認知症 下記３つが重複するケースが大半とのこと。
アルツハイマー病
原因：脳の神経細胞にタンパク質が溜まり細胞が破壊され、脳が萎縮する病気。
症状：少し前のことを忘れる。
帰り道が分らなくなる。
同じことを何度も言う。
同じものを何度も買ってくる。
レビー小体型認知症
原因：レビー小体という異常タンパク質が脳内の神経細胞に溜まる病気。
症状：幻視。子供や虫が見えたりする。
手足の動きが鈍くなる。
日に依って症状の程度が変わる。
脳血管性認知症
原因：脳梗塞、脳出血で、血流が途絶え、脳細胞が死滅して起きる病気。
症状：物忘れが多い。
意欲が低下する。
急に泣いたり怒ったりする。
転び易い。
手足がしびれる。
２．認知症と老化現象の違い
認知症：体験そのものを忘れる。
老化現象：体験の一部分を忘れる。
認知症：忘れた事を理解出来ない。
老化現象：忘れた事を自覚している。
認知症：食べた事自体を忘れる。
老化現象：何を食べたか忘れる。
認知症：約束した事自体を忘れる。
老化現象：約束をうっかり忘れる。
認知症：買物が済んだ事を忘れ、又買物に行く。
老化現象：買物で買う物をを忘れる。
認知症：日付、曜日、場所等が分らなくなる。
老化現象：日付、曜日、場所を間違える。
認知症：ヒントを与えても、思い出せない。
老化現象：ヒントを与えると、思い出す。
認知症：つじつまを合わせるなど、作り話をする。
老化現象：作り話をしない。
認知症：探し物は誰かに盗まれたと思う。
老化現象：探し物は努力して見つけようとする。
３．早期発見は大事
・老化に伴うモノ忘れの段階から認知症に進行するまでの「軽度認知障害MCI」という予備段階で治療を開始すれば、進行を止める事が出来る場合が有る。
・高血圧、糖尿病、脂質異常症などの病気を予防して脳梗塞や脳出血の発症、再発を防止，認知症の進行を止める大切な要素です。
４．認知症の特徴
・新しい事は直ぐに忘れるが、昔の事はよく覚えている。
・自分にとって不利な事は隠そうとしてしまう。
・正常な状態と認知症の症状が混在。
・失敗や混乱を知られないように、その場を取り繕ってしまう。
・不快感や恐怖心などの悪い感情を伴った出来事は良く覚えている。
・家族など、身近な人に対して、症状が強く出る傾向が有る。
米国人医師メアリー・ニューポート医師の著作「アルツハイマー病が劇的に改善した」：原書「Alzheimer's Disease : What if there was a cure?」の日本語版に、アルツハイマー病の改善にヴァージンココナッツオイルを使用する事について、「25. What Have You Got to Lose? やってみて損はない」と書かれています。
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