冷え性は妊婦さんにとって『百害あって一利なし』
みなさんこんにちは。
病棟スタッフです
今週は、妊娠期のセルフケアの1つ、「冷え」についてのお話です。
お腹の赤ちゃんと過ごす妊娠期は、とても貴重な時間ですよね。
妊娠によって起こる不快症状を、マイナートラブルといいます。
このマイナートラブル・・・
倦怠感・頭痛・腰痛・イライラ感・お腹が張りやすい
などの症状をいいます。
この症状、読んだだけでも、憂鬱になりますね・・・
この不快症状は、妊婦さんの生活に苦痛や支障をきたします。
このマイナートラブル、実は冷え性が大きく影響しているのです。
また、冷え性が分娩に与える影響についての研究結果から
冷えは、早産・前期破水・微弱陣痛・遅延分娩といった
異常分娩の影響因子になることがわかってきたのです。
冷えは、手足など、末端の血行が悪いことから起こります。
血液は、重力の作用で手足の先まで回っていくのですが、
循環が悪くなるとその血液が心臓へ戻りにくくなります。
手足の先だけでなく、寒い時には腰や下腹部も冷えやすくなります。
妊娠中は、おなかに赤ちゃんをかかえているために骨盤に負担がかかり、
姿勢が変わってきます。
骨盤周囲の筋肉が緊張して、硬くなりやすいので、
血行が悪くなり冷えやすくなります。
腰痛や便秘も、冷えが原因で起こることがあります。
では、
冷え性の改善や予防のためには、どうすればよいのでしょうか??
食べ物、衣類、生活習慣を工夫する。
身体を温めてくれる食べ物を選んで食べる。
歯ごたえのある固い食べ物
赤や黄、オレンジ色の食べ物
加熱・発酵させた食べ物
下半身を冷やさない
冬は当然ですが、夏も冷房の影響があるため要注意です。
内くるぶしから指の幅4本分ほど上のところにある
三陰交というつぼを温めるだけでも解消されます。
(お産を早めるツボでもあるため、
妊婦さんはマッサージせず、温めるのみにしてくださいね。)
三陰交が覆われるように、保温性のある靴下や
タイツ、レッグウォーマーなどを着用しましょう。
お腹を冷やさないことも重要です。
腹巻を使って、お腹を温めるようにしましょう。
3つの首(首・手首・足首)
を、冷やさないようにしてくださいね。
規則正しい生活を送る。
夜更かしをしない、睡眠は十分にとるなど、
基本的なところはやはり大切です。
冷え性自体は病気ではありませんし、日常生活の少しの見直しや
工夫で改善できるものです。
心と体を整えて、貴重な時間を豊かに過ごしていただきたいです
マザークラスの参加、お待ちしています。
3/8(土)14:00-16:30
4/5(土)14:00-16:30
詳しくは↓
http://ameblo.jp/shimizu-sanfujinka/entry-11769202579.html
まだ枠があいております。是非、ご予約ください