皆さんこんにちは。
収入経路構築アドバイザーの清水です。

本日は「バブル」の続きということで、
前回ブログの続編として書いていきたいと思います。
前回のブログでは、バブル期の日本と世界経済について解説をしました。
今回は、国内ではどのような動きがあったのかを解説していきます。

バブルは、過度な円安の影響による部分が大きかったと解説をしました。
要は、日本製品は安くて品質も評判が良かったので、
国内で製品を作って、海外に輸出することで儲けていました。

しかし、日本製品などの流通により、アメリカ経済が鈍化してたんですね。
アメリカ国内で生産したものがドル高の影響もあり全く売れずに、
企業の業績も振るわず、雇用も安定していませんでした。
その状況を重く考えた、アメリカ政府が先進国と交わした合意が

「ブラザ合意」です。
これにより、過度の円安が進み、日本経済に大きな影響が出てしましました。

 



これまでの強みであった、海外輸出では利益が出せなくなりました。
そこで、
海外が難しいなら国内の需要を高めていこうという動きになりました。
そこでとった政策が「低金利」です。
要は、お金を借りやすくするので、

たくさん借りて消費をして欲しいということです。

とはいえ、日本経済も景気が良いわけではありませんので、
お金を借りたがる人が多いわけでもありませんでした。
そこで、お金が流れたのが「不動産」「株」です。

当時は「土地神話」が強く信じられていて、

土地を買えば必ず上がると信じてる人がたくさんいました。

銀行も不動産に融資を積極的にしてくれるます。
しかも、買った土地を担保にして、またお金を貸してくれます。
このループで、お金をバンバン借りて不動産を買い漁っていたのです。
実態価値のないのに土地が買われている状態になっていました。
これが「バブル」の正体になります。

このように実態のない土地でも、バブルですので、
どんどん土地が高値で買われることにより、不動産価値が上昇していきます。

当時は、東京23区とアメリカ全土の都市の価格が同じとまで言われていました。
今では信じられませんが・・・w


とにかく当時の日本は景気がよく、海外の有名絵画やビルなども
日本人がどんどんと買い漁っていました。
今でいう中国人の爆買い状態です。
その当時の日経平均株価は史上最高高の38,915円を記録するほどでした。
これを聞くだけでも、当時の日本は本当に景気が良かったんだなと思わされます。

それではなぜバブルは崩壊してしまったのでしょうか?
結論を申し上げてしまうと、
「規制」の強化です。
要点を簡単にまとめると、

 

持っている以上にお金をかし過ぎているので
そのようなことをやめてください

 

的な規制が入ったのです。

 


政府もお金の総量を調整するために動いていました。
なので、今までみたいに不動産に融資をすることができなくなりました。
そうすると、新たに土地を買うことができなくなりますので、
自分の持っている土地を売っても、買ってくれる人がいなくなるのでは・・・
という雰囲気になり、急いで不動産を売却をしようと動き始めますが、
当然、買い手は見つけづらいですので、

どんどんと不動産価値が下落していきます。

また同時に、金利の引き上げも行われました。
そうすることで、お金を借りるハードルも高くなりました。
そうすると、借金を返済することも難しくなり、
銀行は貸しているお金を回収しなければいけなくなり、
今までの融資の回収を急ぐとともに、新規で融資をしなくなりました。
これが貸し剥がしです。


そうすると当然、借金が返せない人は自己破産をしたり、
銀行も貸した不動産の価値が下落しているために、
貸したお金を回収できない事案が多発しました。
こうしてバブルが崩壊していくわけです。

 



世界経済の動きと日本のバブルは連動していたのです。
このように、世界経済と日本経済を比べることにより、
今起きている事象を俯瞰的に確かめることができます。

今回のブログは以上になります。
最後までご覧頂いてありがとうございました。