皆さんこんにちは。

清水です

 

本日は、物価上昇と投資についてお話していきたいと思います。

よく相談されることがあります。
「投資は利回りどれくらいで運用したらいいの?」と相談です。

 

この利回りに関しては、その人の状況などによって一概にはいえないので、
今回は最低限、これくらいの運用をしておかないと
お金が目減りしますよって話をしていきたいと思います。

 

もしかしたら、投資をしているつもりでも、
実はお金が目減りして、損しているなんていうこともあるかもしれません。

「目減り」というのは、物価上昇でモノの値段が上がり
お金の価値が減ってしまうことを指します。

それを防ぐためには、この記事を読んで、根拠も説明できるよう、
利回りは、何%で運用するべきなのかを考えてみてください。

 

 

##資産運用をしなければむしろマイナス

皆さんは、自分の資産を年利何%で運用すれば、

自分の資産が減らないかわかりますか?

 

10%?5%?3%?・・・

 

人それぞれ正解があると思いますが、

僕が思う正解は「2%」です。
これは、ずっと2%というわけではなく、現状は2%でということです。
この「2%」はあくまでも資産を減らさない(保全)するための

目安の数字ですので、これ以上の利回りで運用しないとお金は増えていきません。

では、この「2%」という根拠はどこから引っ張ってきたのでしょうか?

 

それは政府の政策も根拠にしています。

皆さんはアベノミクスという言葉を覚えていますか?
安倍晋三元総理が掲げた、経済を活性化させるための政策になります。

その中に「インフラターゲット2%」という

物価を上げるための指標があります。
物価とはモノの値段のことですね。
このモノの値段を年間で2%上昇させましょうということです。

要は、今年100円のお水が、来年には物価が2%上昇して
102円になっているようなイメージになります。
伝わってますかね?笑

難しいかもしれませんが、最後までついてきて下さい。

 

 

この「インフラターゲット2%」と聞いてどう感じますか?
実は、国の経済を発展させるためには、ある程度の物価上昇は必要なんです。
なぜかと言うと、物価が上がっていると言うことは経済が伸びているってことです。

その国は需要が高く、産業が活性化して、国が豊かになり、その企業は潤い、
従業員の給料が上がり、モノの消費が多くなると言う好循環に入ります。

これが加熱すると「バブル」になるわけです。
「バブル景気」この言葉は誰もが
1回は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

過去、日本もこのバブルの時代がありました。
1991年にバブルが崩壊して、日本は不景気になりました。
それが長引き
「失われた20年」なんて言われたりします。
この20年で日本はデフレに陥ります。

バブル崩壊の二の舞を味わいたくない企業は保守的になってしまいます。
売上は上がっても、利益をため込み、内部留保として
「万が一」に備えて蓄えています。
ですから、従業員の給料も上がりません。

それだと、消費も伸びないので、先進国なのに経済の伸びが鈍化してしまいます。

それが示すように、企業の内部留保額はバブル期よりも多くなっています。

 

そこで、安倍元総理が掲げた政策がインフラターゲット2%」は、
国が主導して物価2%あげていこうと言うことです。

詳しく書いてしまうと長くなってしまうので書きませんが、
政策の中には
「マイナス金利」でお金の流動性を高めたり、
公共事業を増やしたりと、国が主導しての政策が進められました。

 

結果はと言うと・・・『?』ですが、

 


個人的には素晴らしい政策だと思っています。

要は、物価が2%毎年伸びるわけですので、
皆さんの持っている資産も、毎年2%増やさないと目減りをしてしまいます。
この時代、金利なんてあって無いようなもんですので、
銀行預金で預けているお金は自然と減っていくわけです。
コンビニなどでお金を下ろすと手数料が発生するので、むしろマイナスですw

 

僕たちの祖父母世代は、高度経済成長で日本が発展した時代を経験しています。
その時代は、日本経済が1番勢いのあった時期ですので、
金融機関から、お金を借りてくれる企業などがたくさんあったんです。
なので、金利を高く設定してもお金を借りてくれるので、
預金する人に対して、高い金利が設定できました。
すなわち、お金を銀行に預けているだけで、
今では考えられないほどの金利を貰えていた時代です。
お金の需要がたくさんあるので、
銀行も預金を集めないと企業に貸すことができないので、
高い金利をつけてでもお金を預かりたいわけです。

だって、企業に貸すお金の原資は、皆さんから集めた銀行預金だからです。


要は、祖父母世代は、銀行にお金を預けている金利の方が、
物価上昇率よりも高かったので、

お金を預けているだけでお金を増やすことができました。

 

この体験をしている日本人は、預金が世界で一番好きなのです。
だって、お金をたくさん保有しているのはお年寄りだからです
昔は、日本郵政の20年定期預金で年利8%の商品とかが

普通に存在していたわけです。
今の世の中では考えられませんよね。

 

何が言いたいかと言うと、お金に関しては

お年寄りや両親の言うことを鵜呑みにしてはいけないということです。


時代や感覚が違いますし、経済状況も全く異なるので、
銀行預金は必ずしも正解ではないからです。
銀行で預けておくだけでは増えない現状で、
必要なのことは、自分でお金を増やすことです。
資産運用は今の時代には必須の時代なのです。
ですから、皆さんのように投資やビジネスの知見を広げる行動は

素晴らしいと思います。

 

今の日本では、経済が伸びていないのですし、

物価上昇も2%伸びていないので、
「2%」が利回りの目安なの?と疑問もあるかもしれませんが、
政府がそのように言っている以上、

2%を基準値として考えておいて問題ないと思います。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。