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最近、飲食系の仕事が少ない‘フードコンサルタント’清水肇です。
今日のタイトルは、‘癖になる味って、どんな味?’です。
お待たせしました!
癖になる味って、実は2種類あるんですよ。
一つは、よく病みつきになる味って表現するアレです。
これが癖になる味だと思っている方も多いと思うのですが、これはすごく美味しい味なんです。
ここでいう癖になる味はこれではないんです。
本当の癖になる味は、自分ではそこまで美味しいとは自覚していないのですが、なんとなくまた食べてしまう様な味なんです。
例えば昔からある、あの細長い容器に入った〇〇〇ヌードル。
最近のカップラーメンは、レベルが高くなっていますが、なんとなくこれを食べたくなってしまう時があります。
これまた昔からあるレトルトカレーの〇〇カレー。
これも同じですよね。
某ファミレスのハンバーグ。
私は初めて食べた時に、もう食べたくないとさえ思っていたのですが、誘われてしぶしぶ行くうちに、なんとなく受け入れてしまい、自ら食べに行くようになっていました。
あのカップラーメンより美味しいカップラーメンはたくさんあります。
あのレトルトカレーより美味しいカレーもたくさんあります。
ハンバーグの美味しいレストランだってたくさんあるんです。
でもこれらは売れてますよね?
だから、この世にあり続けるんです。
これが、癖になる味なんです。
癖になる味は、突出して美味しすぎては駄目なんです。
行列が出来る店の、こってこてのラーメンを、有名インド料理屋のスパイスの効いたカレーを、一流ホテルの和牛の肉汁溢れるハンバーグを、毎日のように食べたいですか?
本当に美味しい物って、たまに食べるからいいんですよ!
毎日食べると飽きるんです。
よく美人は3日で飽きるって言いますが、あれと一緒ですね(笑)
では、この癖になる味なんですがどうやって作るんでしょうか?
実は、大手飲食チェーンのメニュー開発は、常にこれを意識して毎日食べてどれだけ飽きないか、などというテストを常に続けているんです。
某大手チェーンでは、癖になる旨味を調合した‘魔法の粉’を開発して多用しています。
それでは、私たち個人店はどうやってこの味を作りだせばいいのでしょうか?
ヒントは家庭の味です。
毎朝飲んでる味噌汁ってなんとなく飲みますよね?
その秘密は、ダシなのかもしれないし、味噌かもしれません。
なんとなく日本人の舌に合う成分がその中にあるんです。
毎日食べるものからヒントを得て料理を作り、食べ続けて飽きなければそれが癖になる味なのです。
試食は、一度ではなく継続して行う必要があるのです。
ヤバイ、今日は何十万円もの価値のある話を簡単に話してしまった・・・・
でも、読者の方のお役にたてればそれで幸せです。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
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