今年食べた中で一番美味いかも…。なんで高萩で、こんな凄いラーメンが食べられるの?
9月末に珍しく連休になったので、普段行かない県北方面にプチ遠征してきました。
お目当ては高萩市の『自家製ラーメン アイリー』さんです。高速使って片道120kmです(笑)
高萩の中心からは少し離れた国道6号沿いの、見た目は年季の入った一軒家です。
こちらの店主さんは、都内の様々な名店で16年間修行を重ねたという経歴の持ち主です。
修行店はビッグネームばかり。「麺処くるり」、「ラハメンヤマン」、「鬼金棒」。「MENSHO」では店長を経験し、「勝本」や「八五」では、統括部長まで務めていた方だそうです。
その集大成として、地元の高萩で自分の店を開業したそうです。
メニューは「芳醇煮干」の醤油と塩ですね。「まぜそば」なんかもありますね。

初訪問だけど背脂生姜というワードに惹かれて「背脂生姜芳醇煮干し 醤油」を注文しました。
外観は古いけど、店内は白を基調に綺麗にリノベされていますね。お洒落で清潔感のある空間です。
店主さんは厨房ですが、接客担当の女の子が素晴らしいですね。ハキハキ、キビキビして、見ていて気持ちが良いです。
この時点で、この店は絶対に美味いラーメンを出すって確定です。間違い無いです。
背脂生姜芳醇煮干し 醤油 ¥1,000
スープは醤油の主張が強い背脂煮干清湯醤油です。
濃口の醤油ダレは、甘味があって正に芳醇といった感じ。豚鶏の動物系に力強い煮干感が加わります。
煮干しのエグ味は抑えられて、旨味だけを抽出した感じです。魚介系は節もいますね。
そこに背脂のコクと、生姜の香りがフワリと加わります。生姜が徐々に溶けていって、スープがドンドン変化していきます。
これはめちゃめちゃ美味いですね。
麺は自家製中細ストレート。
強いコシに、しなやかな食感。小麦の旨味も素晴らしいですね。存在感の強いめちゃめちゃ美味い麺ですね。
製麺所ではこんな麺作れないでしょ。これは凄い。
すりおろした生姜が食べ進める内に、徐々にスープに溶け込んでいきます。
青菜の上に生姜っていうのがニクい演出ですね。
チャーシューは大判で厚みのある豚肩ロースです。柔らかくて美味いですね。
メンマはコリコリ系。食感と味わいが良いですね。
青菜と紫玉ねぎは彩り的にも良いですね。めちゃめちゃセンスあります。
小さいけど海苔も上質です。いやいや凄い一杯だね。
総じて…
今年食べた中で、一番美味かったかも…。絶品背脂生姜煮干醤油ラーメンです。
煮干しと濃口醤油、そこに加わる背脂のコクと生姜。文句無しに美味い、絶品の煮干醤油です。
店主さんの経歴を見ればなるほど〜とは思うんだけど、失礼ながらこんな田舎町に、これだけ凄いラーメンがあるって凄過ぎますよね?仮に都内にあったとしても、トップクラスの名店だと思いますよ。
こんな店が近所にあったら毎週通います。高萩市民が羨まし過ぎます(笑)
高速を使って片道120km。簡単に来れる距離じゃないけど、このラーメンを食べる為だけに高橋に来る価値は充分にあります。遠いけど再訪決定です。