八千代市長選挙の報告と御礼
日頃から弊会の活動への御理解に感謝申し上げます。また、この度の八千代市長選挙では多大なる御支援をいただき、あらためて御礼を申し上げます。さて、弊会は元市議の皆川知子さんを推薦し、八千代市で初の市民派女性市長誕生をめざしましたが、9,646票(得票率17.9%)と善戦健闘したものの実現できませんでした。御支援をいただいた皆様には心からお詫び申し上げます。今回の市長選挙では「2期続けて公約破りをしてきた服部市長にもう1期やらせるわけにはいかない」という多くの市民の声がありました。言い換えれば「これ以上、自公政治による市政はごめんだ」という声です。にもかかわらず皆川さん以外は全員が自民党系候補でした。立候補した2人の八千代市議会議員も自民党系議員として服部市政を全面的に支持してきました。それなのに突如の立候補は大義名分がありませんし、その整合性のなさを説明できておらず、御都合主義と言われても仕方がないところです。もう一人の自民党系元船橋市議にいたっては狙いが他にあるのか。いずれにしてもドロドロした保守分裂選挙であり、耳障りのいい宣伝文句とは裏腹に肝心の市民は置いてきぼりでした。また、議会でも自民・公明のみならず、立憲民主・国民民主も服部候補を推薦し、共産党(自主支援)を除く相乗り選挙という安易で民意不在の選挙に歪曲してしまったことは、投票率がわずか32.8%(有権者166,225人)という結果が市民の不信感を表しています。だから、3選を果たしたとはいえ、服部候補は前回比で4千票以上も減らしています。しかし、組織も資金も乏しく10年のブランクがあるなか、皆川さんは5人中で3位という善戦ぶりでした。抽象的な政策しか語れない他候補と違い、市民ニーズを的確に把握し「3つの物価高騰緊急対策」を当初公約として、全世帯にお米の引換券支給、2月~3月に実施された水道基本料金免除を一定期間継続、学校給食費の完全無料化を提案しています。この反響は大きいものがありました。また、子育て支援の拡充、交通弱者の足を守る施策推進、国民保険料や介護保険の値下げなど7つの約束も市民に支持される内容でした。及ばなかったとはいえ、今後、これらの政策が正しかったことが証明されることでしょう。今回の経験と成果を踏まえ、これからも「市民が主役の市政」を実現するため奮闘いたします。引き続き皆様の御理解と御支援をお願い申し上げます。市民が主役の市政を実現する会・代表 櫻井 美徳