8月1日2日と横浜で開かれた全国交歓会に参加しました。今年は、「未来をつくるのはわたしたち!大量首切りNO!戦争と貧困のない社会をつくろう」とのテーマで開催されました。アメリカからのIVAW(冬の兵士)の25歳のブオノモさんをはじめ国内からも多くの若者が参加していました。
私は、1日目は「公的責任ですべての人に必要な福祉・医療・介護を!」のシンポジュウムで基調報告しました。特に、必要な人に必要な保障をすることは国や自治体の責任であることを強調し、参加者の賛同を得るこちができました。
2日目は「医療・福祉崩壊とたたかう」の討議に参加しました。
2日とも医療・介護・生活保護・利用者の家族など多くの分野からの参加で熱心な討議がおこなれました。
参加者の社会保障解体への怒りと、行動への意欲が伝わり元気をもらいました。
以下に2日目の分科会の決議を掲載します。
①必要な人に必要な保障に実現するために公的支出の拡充を実現しよう。
社会保障を切り捨てる毎年2200億円削減 骨太方針を完全に
撤回させよう。誰にでも最低生活を保障する公的年金を
公的保障で実現しよう。
②医療崩壊から脱出するため、公立病院の廃止、民営化に反対し、公的医療の拡充で、患者に本当に必要な医療を提供できる医療供給体制を構築しよう後期高齢者医療を廃止し、65歳以上の医療費を無料にしよう。乳幼児から18歳まで 障がい者の医療を無料にしよう。
③介護保険を廃止し公費負担で必要な人に必要な介護保障を実現しよう。
要介護認定を廃止しよう。介護関連労働者に生活できる賃金保障、
介護報酬の抜本的な引き上げを実現しよう。
介護保険の国の負担割合の増額を実現しよう
④障害者自立支援法を廃止し、公的負担で必要な人に必要な保障を
実現しよう。障がい者の就労保障を強化しよう。
⑤保育所の民営化に反対し、公的責任で保育の拡充を実現しよう。
保育所入所の保護者と保育所の直接契約制導入に反対しよう。
⑥母子加算、老齢加算を復活させよう。生活保護の負担割合を抜本的にあらため、全額国庫負担を実現しよう。ケースワーカーの配置基準を「標準数」から「法定数」に戻し、ケースワーカーの大幅増員を実現しよう。
申請抑制をなくし、生存権保障のための運用を全国に広げよう。
有効な自立支援策をすべての福祉事務所で実施させよう。
⑦地域でネットワークを作り、自治体、国への要請行動を継続して取り組も
う
⑧関東・関西など各地で、今秋期に公的社会保障を求める学習会を継続して 開催しよう。
