過去そして現在に至るまで病気と付き合ってきた。

自分にとってそれは当たり前のことであり、

生が短いかもしれないこともある程度覚悟していたつもりだった。

口では「あと何年生きられるかな」と妻に冗談をいいつつ。



定期の腹部超音波検査で、2センチくらいの癌が肝臓に発見された。

3ヶ月に1回この検査を行うのだが、

前回の検査結果では癌は見えなかった。

だが、この3ヶ月に増殖したものらしい。

そして、今後の予定としては9月24日に入院、血管造影によるCTをして、

癌の正確な位置を特定する。

肝臓生検をして確定診断をして、

TAE(肝動脈塞栓術)により、血管侵襲の有無等確認して、

癌に栄養補給している動脈を塞ぎ、癌細胞をある程度死滅させる。

その後、それまでの検査結果などを参考に、取りきれなかった癌細胞を、

ラジオ波で経皮的に焼くか、腹腔鏡下によりそれを行うか、

開腹して肝切除するかを決定するそうである。



こういう状況、つまり覚悟してきたはずの状況になって正直怖いです。

普段覚悟して生きてきたつもりだし、妻にも覚悟させてきたつもりでしたが、

怖いものは怖い。

死に対しての恐怖。

痛みに対する恐怖。

苦痛に対する恐怖。

何に希望を見出せば明るく生きていけるのか。

それが今の大きな課題です。

入院までに与えられた時間、その課題に取り組み乗り越えないと、

入院後、大いに苦しみそうである。

9月10日現在