ブログ2971回目、博多駅から大博通りを真っ直ぐ進み… | シミーノのブログ

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こんばんは、シミーノです。

引き続き、1月5日(土)に福岡県の博多へ旅行にお出かけした話です。

「あのさぁ、博多へ旅行に行くのに大博通りを進むというのは観光ルートで有名なのかね?
福岡県の観光スポットといえば大宰府天満宮、博多の天神や中洲といった繁華街が浮かぶんだが…」

今回は大宰府天満宮にも天神にも中洲にも行かないよ。
大宰府天満宮は菅原道真ゆかりの地だから寄りたかったけど、立ち寄るスケジュールを確保出来なかったんです。
天神や中洲の繁華街にも立ち寄る時間的、予算的余裕がないので。

「そうだよな~、昨年末にアイドルのイベントやらライブやら参加続きだから、予算の余裕なんかないわなぁ」

うっ…、まあ今回の大博通り一直線ツアーも乙なもんですよ。

では、博多駅を出て出発しますか。

さあ5分ほど歩いて拝観スポットが見えて来ました!

ここは東長寺と言って、空海が唐の修行から帰国した際に九州に立ち寄り、806年に建立した寺院なんです。
尚、今の寺院は福岡藩二代目藩主・黒田忠之が現在地に再興したもので、黒田氏の菩提所となっています。

「そうすると、建造物は比較的新しい物が多いんだな」

そうだね。ただ新しいとはいえ、色々と興味を引く建造物ですね。
例えば、2階の位置にある鐘楼。左隣は本堂です。

1842年建造の六角堂。

2011年建造の五重塔。五重塔の右隣には大師堂(弘法大師を祀る堂)があります。

こちらが黒田家墓所。こちらは二代目忠之の墓所。

こちらは三代目光之の墓所。

こちらは八代目治高の墓所。
「かなり巨大な墓石だな」

それから東長寺は霊場巡りの札所だからか、このようなお地蔵さまがありました。
「おや、塀際に沢山の石仏があるんだな」

四国四十八ヵ所本尊を模した石仏です。

他に木造では最大の像・福岡大仏があります。
「全高16.1メートルとはかなりデカいな」

次は、東長寺に近い北東の位置にある聖福寺です。

聖福寺は臨済宗の開祖・栄西が南宋より帰国後の1195年に創建した日本最初の本格的な禅寺です。

では、境内を散策してみますか。
先程の門は勅使門といい、朝廷の使者しか通れないために封鎖されていますので、向かって右隣の総門から入ります。

尚、総門から真っ直ぐの方に本堂や庫裏等がありますが、修行の場ということもあり、立ち入らないようにしました。

この碑は栄西が記した「興禅護国論」という題目から採用した興禅護国碑です。
ちなみに「興禅護国論」とは、栄西が禅を京都で布教する際に在来仏教徒からの弾圧があったのですが、それに対し禅宗は在来仏教の教えに反するのでなく国を護る要因になると説いた論です。

「栄西が最初に創建した寺院に、その碑を建てた訳ね」

こちらは鐘楼です。これから、鐘楼より左のエリアを散策します。

こちらは勅使門裏の左にあるのは堪忍地蔵。
「堪忍地蔵?」

このお寺の堪忍地蔵の由来は分からないけど、「菩薩の十地」という菩薩の修行の位を十に分けたものの第一に「堪忍地」というものがあります。菩薩がこの位に達した時に苦悩を堪え忍ぶというのを堪忍地蔵というもので表現したのかな。

では、勅使門裏から山門の方へ。

無染池にかかる石橋を渡ると…。


山門です。

山門の向こう側には仏殿があります。
「仏殿の前に柱があるけど」

この回向柱に触れて健康や長寿、病気の治癒を願うとよいそうです。

さて、聖福寺の周囲には同寺の塔頭寺院があり、聖福寺同様に国の史跡に指定されている寺院もあるそうです。但し、拝観禁止のところもあるかもしれませんので、散策時は注意が必要です。

「ふーん…、博多ってかなり古刹の寺社があるんだな」

卑弥呼の本拠地が近畿説か九州説かで候補になったり、神武天皇の遠征が九州からスタートした話から分かるように、九州が古来から栄えていることは想像できるからね。

「九州が栄えてるっていうのは、どういう理由からかな?」

大博通りのあちこちにこんな展示があったんだけど…。


「そうか、この地は朝鮮半島や中国大陸との交易があったからか」

さて、大博通りも北の突き当たりに…。
「北の突き当たりというからには博多湾が望める訳か。写真の福岡サンパレスホテルの展望スペースから博多湾を望めれば、さぞ素晴らしい眺めだろうなあ」

残業ながら、福岡サンパレスホテルを予約してないから、それはできないね(苦笑)。

「そうか、じゃあ福岡サンパレスの駐車場を通り過ぎて、博多湾を直接見に行くのかい?
って…、おい!、駐車場のあのピンクの車って!?」

(次回に続きます)