プレイオフ12 初戦はホームのRCカンヌがガラタサライに3-1で下しました。
第1セット、第2セットは木村選手とリベロのレセプションが安定せずに、完全にRCカンヌのペースに飲まれてしまいました。やはり、このチームでの木村選手の役割は、第一にレセプションを安定させる事。圧倒的な打ち屋のいない今のガラタサライは、レセプションが崩れるととても厳しいです。モンターニョの抜けた穴は大きかったです・・。
第3セットは木村選手のレセプションが安定し、BSをきっかけに復調し、守備と攻撃の両面でチームに貢献する事ができ、接戦の末セットを奪う事ができました。
第4セットは序盤はガラタサライリードで有利に試合を展開しましたが、ここまでチームを精神面でも引っ張ってきたオズソイがブロックで捕まりはじめ、競り負けてしまいました。
スタッツは以下の通りです。
http://www.cev.lu/Competition-Area/MatchStatistics.aspx?ID=25932
ガラタサライのサイドの選手のスタッツは以下の通りです。
オズソイ 27得点
サービスエース 1得点
スパイク 24得点/52打数 5エラー 8被ブロック
決定率46% 効果率21%
2ブロック
木村沙織 15得点
サービスエース 2得点
スパイク 13得点/36打数 2エラー 4被ブロック
決定率36% 効果率19%
0ブロック
ラバジエヴァ 6得点
サービスエース 0得点
スパイク 6得点/20打数 0エラー 2被ブロック
決定率30% 効果率20%
0ブロック
やはり、トルコリーグとCL。当然ですが大きくレベルが違いますね・・。
オズソイは被ブロックやエラーが数値で見ると多いですが、精神面で劣勢のチームを良く支えていました。勇気のある素晴らしい選手だと思います。第2セット終盤のTOではレセプションが乱れ、表情が固くなっていた木村選手を励ましていたのが印象的でした。しかし、ガラタサライのレセプションが乱れ、ブロックが絞られると、モンターニョのような圧倒的な高さはないオズソイは、どうしてもブロックに捕まってしまいます。
ミドルのベリコビッチは安定して得点を重ねていました。スパイクでもブロックでもサーブでも得点できるのが強みです。今のガラタサライでは一番計算できる選手かもしれません。
RCカンヌのWSのナディア選手は、とても優れていました。次戦はなんとか彼女をなんとか抑えたいです。
次の試合でRCカンヌは2セットを取ると、その時点でガラタサライのCL敗退が決まってしまいます。非常に苦しい展開になりました。木村選手の出来がそのまま勝敗を左右する今のガラタサライ。序盤から最大集中で力を発揮して欲しいです。