成長は反応です | 思考の散歩道

思考の散歩道

毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

よく「人は何も言われなくなったら終り」なんて言うことがあります。身内などから何も言われなくなる、何も言われないと言うのは「あの人に何を言っても無駄」と諦められている証拠です。


仕事で多くの家庭と深く関わることが多いので頻繁に嫁姑の問題に直面することがありますが、文句を言っているうちが花で言わなくなったらかなり危険信号です。気をつけたいものです。


あと・・・過剰な書き込みをSNSにして「いいね」がつかないのも危険信号です。そういった意味ではSNSは自分の過剰さを客観的に見るのに有効ともいえますね。


さて本題です。


中村文昭さんか「返事は0.2秒」と言いました。頭で考えると反応が遅くなり相手はその反応を見逃さない。「二心があるな」と疑われてしまう。


反応レベルで自分の目的に沿った行動が取れるようになる。それが成長です。


見せかけのポーズはどうしても反応が遅くなる。例えば多くの人の応援を受けなければ自分の生きたい方向に行けない場合は人に気に入られる努力をしなければならない。媚を売るのではない。

「嫌」を相手に分からせないようにする。人は0.017秒で人の表情を認知すると言います。だから反応レベルで「嫌」が表に出てはまずいのです。



ではどうすれば反応レベルで自分を変えることが出来るのか。


まずは


20世紀最高のチェリストといわれたパプロ・カルザスはあるとき「あなたは小鳥が飛ぶように軽やかにチェロを弾く」といわれたことについてつぎのように述懐しています。


「小鳥がどんな努力をして飛べるようになったか私はわからない。よくわかっていることは、私はあらゆる努力を私のチェロに注いだということだ」。


そして「ほとんど例外なく、軽快さは最大の努力から生ずる」と。



軽快に流れるように物事を行うには反応レベルで行われなければならない。


そのためには最大の努力が必要なのです。



ではどのような努力が必要なのか・・・


アマンダ・リプリー著 『生き残る判断生き残れない行動』 より引用


「技術とは意識下で何かを反射的に行う能力のことなのです。考える必要はありません。プログラムに組み込まれていますから。どのように身につけるか?繰り返しによって、しかるべきことを練習することによって身につけるのです。習得する唯一の方法は・・・・・反応の段階で・・・・プログラムに組み込むことです」


毎日を自分の目標に達することに必要なことを反応レベルで出来るようになるまで意図的に反復して身につけることです。


私はここ2年ほど一生懸命やりましたけれどとても大変です。まさに最大限の努力です。


自分の成長は反応レベルで目標に達するために必要な動作を身につけることです。