人は得意なこと、好きなことで大失敗をするもの | 思考の散歩道

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毎日いろいろなことを考えています。そんな思考の散歩で感じたことを書いていきます。

昨日の記事に書いた「うるさい人」とはネガティブな人でもなくマイナスな人でもない。どちらかと言えば「ポジティブ」な人、気性の激しい人、そして「躁的防衛」をしている人。躁的防衛の極端な例がポリアンナ症候群になるのでしょうか。


何でも必然、学びだ、感謝と結びつけて「よかったーーーー」と躁状態になっている人。もちろんそんなだからすぐに落ち込んだりもする。とにかく感情の起伏が激しい。言葉で表すと難しいけれど自分がエネルギーを内側に向けることを意識している人はその人の近くに行くと自分のエネルギーが外に放出されるのが分ります。エネルギーの放出は実は快感だったりもするので要注意です。



本題です。


「得意げに」なんて言葉があります。あまり良いイメージの言葉ではありません。


仕事をしていると自分の得意な分野が見えてきます。誰にでも天分はあります。人が1時間かかる仕事を半分でやってしまったり人が出来ないことを簡単にやってのけたり。そこまで行かなくても何かしら得意なことって人にはあると思います。


私は今はあまり話さなくなりましたが、人前で話をすると多くの人から「面白い」「心に響いた」など褒められることが多いのです。そのことに気がついたのが今から8年くらい前になります。


勉強会の講師をして新規のクライアントを何件も獲得しました。



で・・・・得意げになってしまいました。


そしてどうなったか、慎重さを欠いて場の空気を壊してしまったり、話している人への配慮が足らなかったりと失敗が続きました。


なぜ失敗が続いたのか、それは「自分は話が上手いから」と得意げになり準備を怠り、また主催者に確認を取らなかったり、あまり考えずに言葉を発してしまったりと、まぁ失敗して当然なわけです。



そこから自分を客観的に見ることを始めました。以前にも書きましたが会話をICレコーダーに録音してチェックしたり信用できる友人に確認をしたりしました。


お陰で話のほうはさっぱりになってしまいました。


ここからなんですよね。



意図的に振る舞い続ける。


軽やかに軽快に人を楽しませる会話をするには何事も努力が必要です。スポーツ選手が軽やかに演技をしたりする裏に図り知れない努力の積み重ねがあるように。


無意識に振る舞えるようになる、これこそが自己実現です。


人は人間関係の中で失敗して悔しい思いをして、そうしなければ人って変わろうとしない生き物です。楽しい仲間、気が合う仲間たちばかりと付き合っていても何も生まれない。また表面だけで付き合っても何も生まれない。


全ては「人間関係」から学ぶのですね。この世の中は本当によくできている。