これは基本的には同意。
もともと同じ意見だったし。
でもここらでカウンターオピニオンを出しておかないと危ういかなという気がしてきた。
人間の脳は物事を単純化して把握しようとする癖があるので、今の状況を踏まえて考え直してみよう。
考え直した。
「自粛と支援はセット」は間違い。
正確にいうと「不完全」だ。
このコロナとの戦い、どう考えても長期戦になる。
予防法、対症療法、治療法が確立して日本中に行き渡り医療のキャパが患者を上回った状態で安定するまで数年はかかるだろう。
世界中が安定するまでとなれば更に時間はかかる。
つまりちょっと我慢できれば前と同じ暮らしが戻るとは考えにくいし、そもそもその「ちょっとの我慢」が仕方ない/仕方なくない含めて日本人には出来ていない。
リテラシーの低い人達はともかく、
日銭がないと倒産してしまう人たちには、
それでも営業を止めさせるにはやはり支援が必要。
でも本当に必要なのは「営業を止めさせる」ことではなく「業態を変える」こと。
例えば誰からも必要とされない商品を売るお店を開いて大赤字になったとして、そのお店を税金使って支援しようとしたら国民の賛同は得られるだろうか。
今自粛を求められているお仕事は「今この時収益を得られない業態」ということ。
店を閉めることを決断したライブハウスの話も聞こえ始めているし、それは悲しいことだけれど、もし今ライブハウスを開業して営業自粛するから支援金よこせと言い出す人がいたら、何言ってんだこいつ、となるだろう。
前者と後者の違いは何か。
ライブハウスで人を集めてイベントを行うという業態で経営がひっ迫するという意味では同じ。
聞こえの悪い言い方をすれば、稼げない商売をしているという点で同じ。
違うのは、前者は健全な経営をしてたかもしれないのに不可抗力で立ち行かなくなった、
後者は(場合によっては支援金目当てに)採算のとれない事業を始めた、ということ。
安倍首相の言葉に「不正受給には事後対応で」という言葉もあったけど、要するに「自粛と支援はセットで」だけでは条件が不足していて「余計なもの」も紛れ込んでしまう。
そんな不正やコロナとの戦いの長期化も踏まえた上で、雑にまとめるのではなくちゃんと整理して把握することが今必要。
特に長期化については単に長引くだけでなく、時々刻々とるべき対応が変わっていく。
なので事業者向け支援については
①その都度収益の上がる形に業態変更することを前提とすること
②その上で直近の窮地を救うために現金支給や家賃猶予などの支援をすること
③営業自粛でなく、事業継続の支援であること
これくらいの整理をすべき。
「前と同じ状態になるまで何もしない為の支援」になることだけは絶対だめ。