毎度!〆爺ですm( _’_ )m

 

 前回、ライトユニットの作成まで行いました。その設置方法と給電についていろいろ考えたましたが、ユニットを前面遮光板に付けることにしました。しかし、その固定方法は悩みました。メンテナンスを考えればユニットを着脱可能にしたかったけれど、なかなかアイデアが浮かびません。なので直接ゴム系接着剤で固定するコトにします。それを前提に給電方法も考えてみます。

 

 一番簡単なのはKATOさんちの室内灯の給電方法を真似ることです。この場合、現在の床板では短すぎてしまうため床板の延長が必要です。もっともオリジナルのライトケースが不要となったため、床板の延長は不可避なのですが・・・・。

 

 と言うコトで、先ずは床板の延長から始めました。オリジナルの寸法を計測した結果、0.5mm厚と0.3mm厚のプラバンを貼り合わせ、オリジナルと同じような構造としました。長さは8mmで既存部分との接続は床板下面中央部に厚さ1.0mm幅4mmのプラバンを渡しました。強度には不安がありますが、なんとか持ちこたえています。

 

 

 出来上がった床板を下廻りに仮組みし、車体を被せてみたところ、何故か嵌まりません・・・よくよく調べてみると、窓部材のドア部分が延長した床板に干渉していました。そこで、干渉している床板延長部を欠き取ってみると、ようやく嵌まるようになりました。

 

 床板を延長したことで給電方法も決まったので、ライトユニットに給電子を取り付けます。幅2.0mm厚さ0.2mmの真鍮帯板をライトユニットにはんだ付けします。そのユニットをゴム系接着剤で前面遮光板に取り付けます。

 


 

 ライトユニットを取り付けた前面遮光板を下廻りに合わせてみます。取り付けたライトユニットと延長した床板はピッタリです。余談ですが、試作したライトユニットは本作には使用せず、機器の配置を若干変更したモノを作り直しました。また受電子の隣のランドにはUVレジンで回路を保護するようにしました。コレは集電シュー君が隣のランドに触れた場合、抵抗を通らずヘッドライトおよびテールライトに直接12Vが流れてしまいLEDを破壊してしまうコトへの対応です。

 

 

 次に、床板端部に集電シュー君を取り付けるガイド用の欠き取りを作ります。先述のとおり集電シュー君は隣のランドを犯してはいけませんので、幅2mmの欠き取りに集電シュー君を納め左右にズレないようにします。続いて、集電シュー君取付位置の下廻り床部分にスペーサーを取り付けます。〆爺はプラ素材を組み合わせ凹状のパーツを作り、下廻り床に固定しました。コレにより目測ですが床板との間に0.5mm程度の隙間が生まれます。隙間に集電シュー君を差し込むことで床板集電板への圧着とライトユニットへの圧着が可能となり、電力の安定供給が可能になる・・・ハズです。

 

 

 ライトユニットを取り付けた前面遮光部を車体に取り付け、下廻りユニットをハメ込みます。線路にのせて電源「ON」・・・・・

 

なぜか点きません。

 

 原因調査のため再び分解し、ライトユニット給電子に通電してみますが異常なし。下廻りを線路にのせて通電し、集電シュー君にテスターをあててみても、ちゃんと電気が来ています・・・・と言うコトは、集電シュー君がライトユニットの給電子に接触していないってコトですよね?

 このコトは事前に想定されていたことですが、軽~く無視していたことが原因です(笑)というのは、そもそも、基板の給電子の取付位置と床板集電板のピッチが合っていないのです。室内灯作成時にも同じ問題があったのですが、ユニット給電子の設置位置をギリギリ内側に設置するコトでなんとか解消していたのですが、今回の場合、万一のことを考え幾分外側に設置したコトが原因と考えられます。そこで、集電シュー君の給電子側が若干外側に向くよう、少し折り目を変えてみました。

 

コレで点灯すれば良いんですけど・・・と、期待を込めて再試験

 

 

 なんとか点灯しましたが、チラつきが多い・・・はて?理論上は点灯すべきトコロですが何故なのでしょう?

 

なんと、車輪の汚れ

 

・・・でした_| ̄|○

 

 なんとも恥ずかしいですね^^; 早速、車輪を清掃し再挑戦!

 

 

今度はちゃんと点灯します。

 

 しかし、問題も発覚しました。前進時にヘッドライトの光が車内の漏れることと、後進時にテールライトの光が下廻り床板に開いていた□い孔から漏れることです。まぁ、前進時の問題は室内灯を設置することで解決出来るし、後進時は開いている孔をテープでふさげば良いだけなので、大きな問題にはなりません。

 

 ということで、今回は目標の80%を達成できたことで完成とします。残り20%は運行幕・方向幕を脱色してしまったことへの対処ですが、付属の運行番号シール・行き先シールを0.1mmのプラペーパーに貼り付けてから設置するコトで解決できると思うので、時間と根気があれば乗り切れます。

 

 本日もご来店ありがとうございました♪ ご案内は「次は室内灯の変更と車内の表現かな?」とうそぶく”〆爺”がお送りしましたm( _'_ )m