匂いってヤバイんだよな。
世の中には匂いフェチなる分野があるけれど
そういうことじゃない匂い。
嗅覚というのは
人の五感の中で一番記憶と密着した感覚で
記憶に一番残るのが嗅覚らしいんだけども
だからなのかなぁ。
俺の一番覚えてる好きな匂いというのは
じいちゃんの匂いなんだよな。
じいちゃんの枕の匂いとか
じいちゃんのヒゲのにおいとか
もう嗅ぐことはできないんだけどもね。
そんなかでも一番は
じいちゃんの車、冬の日産サニーの車内の匂いだな。
俺はお盆と正月は毎年じいちゃんのところに行くわけなんだが
冬は雪が多いから電車で行っていたんだ。
電車がじいちゃんの家の最寄り駅に着くと
俺ら家族はホームを渡り
するとじいちゃんが改札のところで待ってるんだ。
電車の中は暖房が聞いててあったかいけど
駅構内はものすげー寒いんだ。
そんな俺らを温かく迎えてくれるのは
じいちゃんの笑顔と暖房が効いたサニーの車内なんだ。
この匂いを嗅ぐと
あー今年も帰ってきたんだなぁってなるんだ。
俺の部屋でふとそれに近い匂いを感じたから
この記事を書こうと思ったわけだ。
もう10年も前のことだけど
またあの匂いが嗅ぎたいなぁ。
まあそんな感じで。
おわり。