久しぶりに飲んだ。


机の上にはスーパーで買った


値引きされた刺身と冷奴


モツとキャベツのキムチ鍋。


それとワンカップ。



こたつの暖かさと


なべの温かさと


酒で温まったからだに


部屋の温度は高すぎて


俺は窓を全開にした。



露天風呂ならぬ、露店鍋。


それはまるで屋台で飲んでいるかのようだった。


ちょっとした贅沢に感じた。



俺たちは久しぶりに飲んだ。


最近の俺たちは何かと忙しく


生き急いでいるようであったが


この時間だけは昔のままであった。



何を語り合っていたかは覚えていない。


若者特有の青臭い話だったように思う。


いつのまにかワンカップの酒はなくなり


そこにはもうウイスキーが注がれていた。



楽しい時間であった。


ホンモノのおっさんになって


ヨメとかこどもとかがお互いにおっても


昨日みたいに飲みたいものだ。



まあそんな感じで。




おわり。