息子の学校での面談の話の最中だった。

何年も伝えて来たのに、
面談がいつ行われていたのか、
寧ろ、面談そのものがあったのかさえ
何も知らなかったMさん。

私は、夫に面談だけでなく、
学校でのトラブルも伝えてきた。

当然、父親の不倫を知った息子C君が
学校で自傷行為をした事も、
全部伝えてきた。


何一つ、知らない(覚えていない)

というMさんに腹が立ち

彼女と楽しく不倫している時に
私は先生に頭を下げ、
あなたが彼女とSEXを楽しんでいる時に
私は学校での出来事をLINEしていたのよ!

と、思わず言ってしまったのだ。


すると、Mさんが泣きながら
「マウントして楽しいか!?」
と、言ってきた。


マウントって、なんだ??


私は勝ち誇ったように言った訳でも、
偉そうに言った訳でもない。

Mさんが申し訳なさそうに
『覚えてなくてごめん…』と話したなら
私も不倫の過去など言わなかった。
しかし、学校の様子や連絡を知らないと、
それこそ勝ち誇ったように言うのだから
私としては面白く無い。





「マウントって何?」
私は冷静に聞き返した。
「いつもいつも上からなんだよ!
 もう嫌だ…楽しくない。つらい。」
Mさんは泣きながら言った。


楽しくない?

えっ?楽しさを求めて家庭に戻ったのか?


今のMさんって…

終身刑みたいなものじゃないのか?
違うのか??

刑が決まり、服役中みたいな(笑)



「ふっ。面白い。」
私は少し笑いながら言うと
続けて話した。
「不倫してる人って、バレそうになると
 絶対に認めないからムキになって、
 それこそマウントするよね。
 Mさんもそうだった。
 不倫してる時、マウントしてたよ。
 不倫が悪い事とは認めず、
 まるで、不倫して何が悪い!
 くらいの感覚で、マウントしてました。」

「マウントなんかしてないよ…」


え?ここで、マウント合戦??
この期に及んで反論か?

面倒くさい。