Mさんから梅まつりに誘われて、
自分が昔に『行きたい』と言っていた事から
断るわけにも行かず…

「あー、そうねー。
 まぁ、お天気が良かったら…」
と、濁してはみたものの…
目が覚めると、テカテカの朝日!
ポカポカ陽気になってしまったのだ。

「晴れたね!」Mさんが言う。
「晴れたね…」私が言う。
同じ言葉なのに、テンションが違い過ぎる。






Mさんは朝から、
「レストランは◯◯に行って、
 梅まつりの会場の駐車場は
 北パーキングに停めればいかな…」
などと、独り言をつぶやいて
予定を確認していた。


「さぁ、出発!Aちゃん行くよ〜!」
Mさんが急かしてくる。
「あー、はいはい。」
私はちょっと面倒くさそうに応え、
車に乗り込んだ。


少し長いドライブ。
音楽を流して、景色を見て、
途中で食事もした。
田舎あるあるの洋食屋のレストラン。
安くて、美味しいので私は好き。
食事を終えてから、
またドライブして、目的地へ向かった。


会場の駐車場へ進むと『満車』の文字が…
そりゃそうだろう。

どうするんだ?ここまで来て…