夏休み。
息子のC君は毎日部活へ行く。
大好きなサッカーがやりたくて
サッカー部に入り、毎日ボールを蹴っている。

「ボールが友達!」
息子は笑顔でそう言う。

キャプテン翼かよ(笑)
ん?
いやいや、キャプテン翼は
『ボールは友達』だったかな。


夏休み中の部活は朝が早い。
起きられるのか?と、心配したが、
そこは大好きなサッカーだからか、
しっかり起きて、元気に行くのだ。

いやー、不思議だ。


ある日。
私は仕事中に学校の近くまで来たので
少し見学でもしてみるか!と、
C君の様子を覗きに行ってみた。


すると、なんて事でしょう!

他の生徒はシュートの練習をしているのに、
C君だけが、校庭をグルグル、グルグル、
ひたすら走っているではないか!


え?何かの罰ゲーム?
あらら、何かやらかしたんだな〜。

そう思った私は
『見なかった事にしよう…』と退散した。




その日の夜。
「今日、部活見に行ったんだけどさ〜
 C君、ひたすら走ってたね?」
「あー、うん。」
「何で?みんなはシュート練習してたよね?」
「あー、自由練習の時間だから、
 僕は走っただけだよ。」

走る?
自由練習で走る??
私には全く理解出来ない……

「へー。走るって選択…
 ママには分からないや(笑)」
「僕のポジションはすごく走るの!
 だから走ってたの!
 ママ、何も知らないんだから黙ってて!」

がーん。
怒られた……

「そうだ!ママも走ったら?痩せるよ(笑)」

がーん。
ディスられた……



それより、夏休みって…地獄。
給食がないから毎日お弁当を作るのだ。

夏休みが始まった途端、
夏休みが早く終わるのを祈るのは、
私だけだろうか(笑)