実家への帰省がキャンセルになった日曜日、
お花見と野球の為、公園へと出かけた。

途中でパンを購入したが、
焼き立ての良い香りがたまらず、
お腹がグゥーと鳴っていた(笑)

「あー、早く食べたい!
 今、食べちゃおうかな〜」
完全に私は花より団子になっていた(笑)


それでも我慢して、我慢して、
ようやく公園に着いて、
レジャーシートを広げた。

「いただきまーす♪」

パクパク、パクパク。
美味しい♫


あれ?
2人はどこに行ったんだ?
広場を見ると、C君とMさんは
キャッチボールを始めていた。

あーあ、せっかくの焼き立てパンが冷める。

ま、いいか。
親子のキャッチボールを見ながら
私はパンを食べ続けた。






やっと一戦に満足したのか、
2人が戻ってきた。
「お腹すいた!僕もパン食べようっと!
 食べたら、今度はママもやろうよ!」
予想外の展開だ!まさか私も?
「いいけど、ママ強いよ(笑)」
ちょっと脅かしてみた。


食べ終えると、広場で野球再開。

「パパ投げて!ママがバッターだよ」
C君が張り切って指示した。
「よーし、見てろよ!」
こちらも本気。


カキーン!

金属バットの良い音だこと。


「えー、ママすごいなぁ!」
「パパの球は大した事ないよ(笑)」
「よし、今度は僕が投げるよ、
 パパはキャッチャーね!」

そう言って、
Mさんは無防備なキャッチャーになった。

「よーし、投げるぞー!」
C君が投げた。
私もバットを握りしめて構えた。


おや?
低めのスライダーか?
勢いがある!

あ、見逃した!

と、思ったら…
「うっ!!」と唸る鈍い声がした。


あれ?
キャッチャーが倒れている。
いや、一人プロレス?
のけぞったり、もがいたり、何をやってる?


あちゃー!
球がタマタマに……

「アー、アー、ヒー!!」
もがくMさん。
「ぷっ。」
笑ったら失礼と思いつつ、
C君と2人で後ろを向いて笑った。


ざま〜みろ!!


「見事に当たったね。」
私がそう言うと、唸る父親を見ながら
「悶絶してるよ、パパ(苦笑)」
と、冷たくC君が言った。
私もMさんに冷たく一言。
「そんなに痛いの?
 だったら私の心の痛みだと思って。
 でも、その痛みはやがて消えるけど、
 私は消えない。ずっと痛い。苦しい。

 不倫されて裏切られた痛み。
 Mさんは消えるだけマシよ。」

そのまま、使い物にならなければ良い。
私には必要のない、そのチ○コ。
寧ろ、ちょん切りたい(笑)


次は私が当てたい!
思いっきり投げて当ててやる!
想像してはニヤニヤする私の横で…

まだ、悶絶してるよ(笑)


そんなに痛いの??